日本語あれこれ「小糠雨(こぬかあめ)」

小糠(こぬか)は玄米をついて白米にするときに出る細かい粉末のことです。地域によっては単に「糠(ぬか)」といいます。「小糠雨」又は「糠雨」とは小糠(こぬか)のように細かい雨で、霧雨(きりさめ)よりは粒が大きいとされています。それではいつ降る雨のことを言うかですが、これには諸説あり。(1)春に降る雨が「小糠雨」、秋に降るのが「霧雨」という説と(2)春又は秋の頃にふる雨との事です。共通点は、①細かい雨 ②細かくても夏又は冬に降る雨に対してはこの表現は使わないようです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集