社会人としての心構え(3つの礼)

新社会人になられて1ヶ月が経過した時期です。すでにお気づきの方が大勢おいでとは思いますが、社会生活には3つの礼があります。

その1・・上席に礼:私たちが活動する社会には、組織とか体制があります。けじめある行動をするためにも、組織の中での自分の立ち位置を掴む(理解する)ことが必要です。序列は嫌いだと思う人もいると思いますが、自分一人ではできないことが数多くあります。時には多少の甘えも許されることもあると思いますが、単に甘えるのではなく周りをうまく活用することも大切です。独りよがりにはならずに!!

その2・・師に礼:学生のころははっきりしていて、主に親や先生などが師という役目を担ってくれていたはずです。自分の希望とか意志には関係なく与えられていたことが多かったのではありませんか。社会での師は自分で自ら見つけることが大切です。年齢などには関係なく、自分を鍛えてくれる人、指導しくれる人が師となります。“あてがい”ではありません。受身でもいけません。自分の意志でたくさんの師に出会いましょう。

その3・・互いに礼:自分勝手にならないように相手(社外、社内を問わず自分の周りに居る人すべて)の立場も理解して、意識した行動を心がけることです。同じ立場にある人への心配りが必要です。上司、先輩である人は要注意です。上司風、先輩風を吹かしてばかりいませんか。上司、先輩である前にお互いであるということに気づきましょう。

この三つの礼、意識して日常の生活をしましょう。
IT坊主の法話集より 合掌