2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

説話(それぞれの道)

就活をしているお嬢さん。周りの人たちが決まっていく中で自分は未だに決まらず日に日に落ち込んで、とうとう通院するほどに病んでしまったのです。大学に入学した頃には希望に溢れて光り輝いていたのに、保育士を目指し頑張っていたのに実習で躓(つまず)…

説話(仏さまに手を合わせる)

仏さまに手を合わせる時、例えば「仏さま」が阿弥陀(あみだ)さまだとしたら、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱(となえ)えます。では、南無(なむ)とはどういう意味なのでしょうか。南無とは、敬礼(けいれい)とか、帰命(きみょう:仏や仏の教え…

説話「邪魔」

邪魔になる。不便である。都合が悪い。不要である。妨げになる。対象は人・物・環境・状態など様々で使い分けが多様にある言葉です。邪(じゃ)には、「正しくないこと。道にはずれていること」、「横の方向であること」などという意味を持つとされています…

認知症:(「認めたがらない」立ちふさがる壁)

2025年に「認知症1300万人時代」を迎える日本。この「認知症社会」とも呼ぶべき社会でいったい何が起きるのか。早期対応の必要性はわかっていても、多くの人は検査などになかなか踏み切れない。「誰もが早期の対応が大切だと認めていても医師が『あなたは認…

認知症:(初期段階における対応)

2025年に「認知症1300万人時代」を迎える日本。この「認知症社会」とも呼ぶべき社会でいったい何が起きるのか。今の状態では認知症とその予備群の人たちが膨れ深刻な状況になることが懸念されます。ところが財源は限られている上、圧倒的に介護人材も足りな…

認知症:(おひとり様の限界!いずれ自分も高齢者!)

2025年に「認知症1300万人時代」を迎える日本。この「認知症社会」とも呼ぶべき社会でいったい何が起きるのか。認知症の人を受け入れる施設の不足も深刻になる。特別養護老人ホームへ入所を望みながらも叶わない人は62万人に達するとも言われています。加え…

認知症:(高齢者が「加害者」に?)

2025年に「認知症1300万人時代」を迎える日本。この「認知症社会」とも呼ぶべき社会で一体、何が起きるのか。認知症の人が事故に巻き込まれる「被害者」ではなく、事故を引き起こす「加害者」になってしまうこともあります。国は2017年3月から75歳以上の高齢…

認知症:(「認知症社会」で顕在化すると思われる問題)

2025年に「認知症1300万人時代」を迎える日本。この「認知症社会」とも呼ぶべき社会で一体、何が起きるのか。その兆候はすでに現れています。 例えば、ここ数年で急激に目立ち始めた高齢ドライバーの問題、現在252万人いるとされる認知症の高齢ドライバーは…

認知症:(1300万人以上が認知症およびその予備群に)

2025年には、団塊世代のすべての人が75歳以上の後期高齢者に達する。厚生労働省は、認知症の人が2025年に最大730万人にのぼると発表している。しかし、その予備群とされる軽度認知障害(MCI)の人数は明らかにしていない。すでに発表されている軽度認知障害…

認知症:(認知症1300万人時代へ 備え)

2025年に「認知症1300万人時代」を迎える日本。高齢ドライバーによる交通事故、徘徊による行方不明、誰にも看取られることなく逝く孤立死――「認知症」が一因と見られる事件・事故が年々目立つようになりニュースや報道でも取り上げられる頻度も多い昨今、世…

日本語あれこれ(鶴の一声)

〝鶴は千年亀は万年“といわれるように、昔から鶴は長寿の象徴でした。 調べてみると実際の寿命は、鶴は20年〜60年、亀は長いもので100年〜200年のようで千年とか万年いうには遠いですね。となると何故?ということになります。これは古代中国の伝…

日本語あれこれ(花を持たせる)

「相手をたてる。手柄を相手にゆずる 。相手の立場を上に位置づける。」などなどの意味合いで使われます。不正な方法(行為)でない限り、相手は心地よく感謝することになるはずです。元々は、具体的に気持ちを伝えるために、綺麗な花を贈るという行為であっ…

日本語あれこれ(源清ければ流れ清し)

“みなもときよければ ながれきよし”です。 意味は文言の通りで「清らかなに澄んだ水が湧き出る水源を持った川は、下流も自然に清らかになっている。」です。このことわざを人の人生(生き様)に照らしてみて勝手解釈してみると、「大本(おおもと)が正しけ…

日本語あれこれ(人衆ければ天に勝つ)

“ひとおおければ てんにかつ”と読みます。 「人の勢力が強くて勢いに乗っている時は、道理に背いても一時的には勝つこともある。」ということです。 道理とは、物事の正しい筋道(すじみち)や人として行うべき正しい道であり、筋(すじ)が通っていて正論で…

日本語あれこれ「握れば拳(こぶし)、開けば掌(てのひら)」

同じ手であっても握り締めれば人を殴ることができる拳になるし、開けば人をなでることができる掌(手のひら)になる。という言葉です。憎ければ拳になり、愛おしく思えば掌にもなるのです。 対照的な“豪と柔”を手の「拳(こぶし)と掌(てのひら)」で表現し…

説話(こころの健康な人)

横浜市立大学名誉教授で教育心理学者の伊藤隆二先生が、「こころの健康な人」に多く見られた共通点を三つあげられています。 1.こころが安らいでいること。 2.打ち込むものがあること。 3.多くの人に喜びを分け与えていること。 逆にこれを欠いている…

説話(幸せの原点)

昔、近所に空に向かって「有難うございます」とつぶやきながら合掌されるおばあさんの姿が子供心に強く印象に残っています。その当時(戦後間もないころ)の田舎はほとんど皆、質素な生活です。おばあさんも同じでしょう。いつもおだやかで感謝にあふれた姿…

説話(秘密)

「秘密」といえば怪しげですが仏教から来ている言葉で、秘密教は密教のことです。隠しているのではなく隠れていることです。密教でないのは顕教(けんぎょう)で、顕教は「明らか」ですから解っている教えです。 秘密とは、自分が存在している原因や理由が自…

説話(我欲を離れて身軽に)

“俺が俺がのガを捨てて、お陰お陰のゲで生きよ”という言葉があります。 数ある欲の中でも我欲は手強い欲で、“俺が俺が”という「己ファースト」では角立つことが出てきます。回り(相手)の言葉を受け入れているつもりでも、つい批判したり否定したり、上から…

説話(無財の八施)

「布施」という言葉はご存知のように、施し(ほどこし)をすることです。仏教では布施は大切な仏道修行とされています。布施は心を込めて捧げることです。しかし無いものは捧げることが出来ませんが財が無くても出来る施し、これを仏教では「無財の七施」と…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺への対策)

・Webページにアクセスする場合は正規に通知を受けているURLを直接入力するか、普段利用しているWebブラウザのブックマークに正しいURLを記録しておき、毎回そこからアクセスするようにするなど、常に真正のページにアクセスすることを心がけます。 ・通常、…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺の手口)

フィッシング詐欺の手口には次のようなものがあります。 ・電子メールでフィッシングサイトに誘導: 典型的な手口としてはクレジットカード会社や銀行からのお知らせと称したメールなどで、巧みにリンクをクリックさせ本物のサイトにそっくりな偽サイトに利…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺に注意)

フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言…

情報セキュリティ(IDとパスワードは大切)

IDとパスワードは、パソコンなどの情報機器やインターネット上のサービスを利用する際に許可された者であるかを識別し本人を確認するための重要な情報です。 利用者の範囲が制限されている情報機器やインターネットサービスにIDとパスワードを入力して、その…

情報セキュリティ(認証の仕組みと必要性)

インターネットでは、通信している相手が本人かどうかを確認する手段として認証と呼ばれる方法がとられます。認証は利用者を識別する情報と、それを確認する情報を組み合わせることで行われます。利用者を識別する情報にはIDが一般的に使用されます。 IDとは…

情報セキュリティ(インターネットバンキングの仕組み)

インターネットバンキングは、インターネットを利用した銀行などの金融取引のサービスです。パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンなどからも利用できるサービスが多くなっています。自宅や外出先などで、銀行の営業時間を気にすることなく振込や残…

日本語あれこれ(知恵は万代の宝)

このことわざには前句があり一連で「富は一生の宝、知恵は万代の宝」です。 これは、「築いた財産(お金や物)は、築いたその人の宝にはなるが亡くなればそれでおしまい。しかし知恵というものは亡くなった後も残り、後世の人達にも永久に役に立つ宝になる。…

日本語あれこれ(長者の万灯より貧者の一灯)

辞書では、「金持ちの多くの寄進よりも貧しくても心のこもったわずかの寄進のほうが、功徳が大きい。形式よりも真心が大切である。」という意味合いで解説されています。仏教の故事・ことわざです。 この由来には諸説あるようで例えば『古代インドの大国の一…

日本語あれこれ(習慣は第二の天性なり)

「身についた習慣は知らぬ間に刷り込まれ深くしみこみ、生まれつきの性質に劣らない程その人の生活に影響するもので、習慣は人の性行(性質と普段の行い)に大きな影響を与えることを言ったものです。」これは、古代ギリシャの哲学者「ディオゲネス」の言葉…

認知症:協力・支援の事例「連絡先の明記」

市営バスの運転手Aさんは、終点についても降りようとせず呆然としている年配の男性に気がつきました。座席まで行き「どちらまで行かれるのですか?」と声を掛けると、男性は10ほど前に廃線になった路線の停留所名を呟くばかりです。男性の顔色が余りよく…