日本語あれこれ(花を持たせる)

「相手をたてる。手柄を相手にゆずる 。相手の立場を上に位置づける。」などなどの意味合いで使われます。不正な方法(行為)でない限り、相手は心地よく感謝することになるはずです。元々は、具体的に気持ちを伝えるために、綺麗な花を贈るという行為であったようです。
「花」には〝名誉、功名、勝利“などという意味を持っていて、「勝利に花を添える」とか「人生の花を咲かせる」などという使われ方がされます。「持たせる」は、相手を立てるということで〝名誉などを相手に譲る“ということになります。
〝はな“には「華」という文字がありますが、これは「豪華」とか「精華」などと使われるように、「はなやか」とか「きらびやか」、「すぐれた」などという表現を込める場合に使われるのが一般的なようです。
「花」は四季折々、目を楽しませ心を和やかにしてくれます。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より