2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

説話:渡る世間に鬼はない

これは仏教語から出てきた、煩悩を離れた世界と俗世間(現世)を比較して言っている言い回しです。 この世の中は、鬼のような悪人ばかりではない。情けある人もいれば慈悲深い人もいるという意味です。 「渡る」というのは、人生のことです。しかし、この世…

説話:寺から里へ

筋違い、本末転倒、順序が逆であることを示す例えです。 里とは檀家のことで、お寺は基本的に檀家のお布施で成り立っています。更にお寺の改築や修繕維持にもお布施や寄付は欠かすことができないものです。 古来より、檀家とお寺の間のお金や物の流れは、「…

説話:門前の小僧、習わぬ経を読む

すばらしい人の周りで暮らしていると、自然と良い知識が身につくというたとえです。 「寺の辺(ほとり)の童(わらべ)は習わぬ経を読む」という言い方もするようです。 特別に勉強をしたわけでもないのに能力を発揮することもあります。環境は重要で大切で…

説話:達磨(だるま)に、裃(かみしも)を着せたよう

一般に達磨大師とか達磨さんとか呼ばれている禅画が知られています。 いずれも手足のはっきりしない姿で描かれることや、ずんぐりむっくりした姿に肩の四角張ったかみしもを着せても不釣合いで似合わない、といった様子を言ったものです。 親しみやすい風貌…

説話:渡りに船

何か行おうとする時や困っている時に、偶然好都合なことが起きることのたとえです。 「渡りに船」は「渡しに船」とか「渡りの船」ともいいます。 「闇夜に灯火(ともしび)」とも言い、「暗夜に灯火」とか「闇夜に提灯(ちょうちん)」といった言い回しがさ…

ITノーティス:計画書で作業量が見えるか

計画(工程表含む)には、作業量(規模など)が明示してあることが必要です。プロジェクトの内容により作業量の単位は異なります。 例えば、地域的なもの(距離、環境など)、サーバー台数、クライアント台数、回線数、運用サイクル、画面数、帳票数、フアイ…

ITノーティス:仕事ができる計画

計画は、森(仕事)が見える内容であるべきです。 木(作業)レベルの内容では仕事になりません。全体が見える状態であれば、プロジェクトメンバーが工夫・改善の意識をもちやすくなります。 又、各プロジェクトメンバーは、プロジェクトの目的や目標は何か…

ITノーティス:マイルストーンとクリティカルパス

マイルストーンとは:仕事の主要な管理ポイントを指します。マイルストーンスケジュールは、マイルストーンを時間軸上に表示したものです。関連事項の契約日、開始日、レビュー予定日、工程会議予定、終了予定日、設計完了日、テスト開始日などの主要なポイ…

ITノーティス:計画

ジョブの規模にもよりますが、計画は大日程、中日程、小日程に分解して策定するのが基本です。 大日程:ジョブ全体の計画を表示したもので、顧客側の作業も含めます。各工程の開始と終了の明示。外部との接点や手配の時期、物の搬入調整、工程会議日程などを…

ITノーティス:計画には人別の工数計画が必要

計画には、投入予定工数と実績が把握できる仕組みが盛り込まれている必要があります。又、作業の進行管理に加えて残作業(残項目、残課題、残工数など)の管理ができるようにすることが必要です。進みだけの管理をするのではなく、残作業の管理は重要です。 …

ITノーティス:計画上のチェックポイント

ジョブ(仕事)の規模や作業期間にもよりますが、例えば詳細日程表(小日程表)には1週間に最低1〜2つのチェックポイントを設定するとか、日々のチェックをどうするかなどのルール設定が必要です。 作業の中間での確認(フォローアップ)ができるレベルの…

ITノーティス:“後工程はお客様”

ジョブ(仕事)は、現工程をきちんと完了させてから次工程(後工程)に入るのが原則です。 曖昧なまま後工程に入った場合には、“問題点を積み残す(借金)”ことになります。 もし、現工程で完結できない案件が残る場合には、後工程以降での影響度(例えば、…

説話:日日是好日(にちにちこれこうにち)

一般的にこの言葉は、「毎日毎日が吉日のようである」とか、「毎日が平穏無事で過ぎていく」といったように用いられます。 もともとは禅宗の言葉で、思慮分別を離れたところに置くことによって執着心がなくなり、毎日が平穏に過ぎていくといったことを意味し…

説話:言語道断に絶す

言葉で説明する道が絶えてしまった、というのが本来の意味合いです。 言葉で説明する方法がないということで、転じて「あきれてものが言えないこと、とんでもないこと、もってのほかのこと」などの意味で使用されるようになったといわれています。 逆に、「…

説話:面目を失う

「面目」は「めんぼく」あるいは「めんもく」と読みます。 世間に対する顔向けの度合いをいったもので、自分自身の不手際(不要な行動、発言など)や不心得によって体面をなくすことを指します。反対に、周囲の人から名誉、体面を傷つけられることもいいます…

説話:釈迦に説法

その道を極めつくしている人に対して教えを説くことの愚かさを言ったものです。 また、自分より優れている人に対して道理を説いたり、真理をさとすような身のほど知らずなことについて揶揄する言葉です。 ほかに、「猿に木登り」、「河童に水練」なども同じ…

説話:朝題目に夕念仏(あさだいもくにゆうねんぶつ)

このことわざの意味は、朝方に○○宗のお題目を唱え、夕方には△△宗の念仏を称(とな)える人の様を言ったものです。 つまり、しっかりとした自分の意見や考えのないこと、無原則、無節操のたとえとして使われます。 因縁のあることわざですが、各々の良いとこ…

説話:石の地蔵様で物言わぬ

説石のお地蔵様はお寺の門の脇や道の傍らにいつも笑みを絶やさず静かに佇んでいます。 子供たちの成長を見守り、さまざまな苦しみを救い取ってくれるといわれています。 「石の地蔵で座りが良い」と言われるように小さくてもどっしりと安定しています。 この…

説話:「念には念をいれよ」

「念を入れる」というと充分注意をすることですが、「念には念を入れよ」となると、さらに細心の注意を払いなさいといった意味になります。気をつける上にもさらに気をつけて物事にあたりなさいということです。 個人の範囲で注意する程度のことと、重要な事…

「東京IT新聞」“IT坊主の無駄方便”、今回(第16回)は、“仕事も勉強もまずは「好き」にならねば長続きしない”です。

「江戸いろはかるた」のなかに、“門前の小僧、習わぬ経を読む”ということわざがあります。 「お寺の近くに住んでいる子供たちは、寺の境内で遊ぶことが多く、習ってもいないお経が耳に入り、自然に唱えるようになった」とか、「寺に弟子入りした小僧は、門前…

ITノーティス:仕事には、“計画”ありき

仕事には、“計画ありき”これが基本です。キックオフの時点で仕事全体の「計画書」を作成し、メンバー全員に漏れなく計画を周知させる必要があります。 「計画書」には、顧客と合意した「要求仕様書」、「提案書」、「見積書」などをインプットにして、必要な…

ITノーティス:品質レベルとヒューマンリレーション

計画(計画書)には、納期(期日)、時間、成果物、品質レベルなどの目標を明確にして関係者に明示することが大切です。期日や時間、成果物などについては比較的設定されていますが、品質レベルの設定ができていない計画書が多々あります。後工程になって思…

ITノーティス:重要事項に対する情報公開(報告)

事故やトラブル、クレームなどに対して、原因や対策は比較的報告されますが、影響度合いについての報告が漏れている(小出しにされる)ことが多々あります。まず必要な内容は、 ・物理的な影響範囲(距離、地域、特定できれば人、場所、ものなど、・・・) …

花祭り(はなまつり)

4月8日は花まつり(お釈迦様の誕生日)です。 約2600年位前、ヒマラヤのふもとに釈迦族が住む国があり、国王の妃はある夜空から白い象が降りてきてお腹に入るという夢を見ました。「世界中の人々を救う王子が生まれる」という懐妊を知らせるおつげの夢…

ITノーティス:現状の直視

管理者は、仕事をマネジメントをするためには現状を正しく認識することが大切です。 「良い状態であってほしい」ということで、「見たくないものは、できるだけ見ないようにする」などということがないようにすることです。 「顧客との関係はうまくいってい…

ITノーティス:あるべき姿の把握

マネジメントの基本の一つである「あるべき姿の把握(目標の設定)」は基本の第一歩です。 マネジャーは行なうべきこと、すなわち「あるべき姿」を確実に把握することが必要です。そして、目標設定を的確に行ない整理して(書き物にして)表明することです。…

「東京IT新聞」“IT坊主の無駄方便”、今回(第15回)は、「経営」や「経済」「利益」について考えます。

「経営」とは「方針を定め、組織を整えて目的を達成するよう持続的に事を行うこと及び、事をなしとげるために考え実行すること。特に事業を営むこと」などの意味で、少し柔らかい表現では「活動の方針や目的を決めて、組織の運営を行い、達成しょうと尽力す…

ITノーティス:SEとは

「技術(テクニカル)的なことだけをやっていれば仕事がうまくいく」とだけ思っている人をSEと言えるかどうか? IT企業のSEは、IT技術について理解しているのは基本(ファンデーション)であるとともに、幅広い知識が要求されます。テクニカルな技術に…

説話:人が為すべきこと(当たり前の社会生活をするには)

人が社会で生きるためには、勉強をして技術を習うだけでは足りないものがあります。 道徳を身に付けなければなりません。他を害さないとか、人の物を盗まないとか、嘘をつかないとか、約束を守るなどは基本中の基本で、さまざまな道徳があります。 学校で教…

説話:人が為すべきこと(当たり前の社会生活をするには)

人が社会で生きるためには、勉強をして技術を習うだけでは足りないものがあります。 道徳を身に付けなければなりません。他を害さないとか、人の物を盗まないとか、嘘をつかないとか、約束を守るなどは基本中の基本で、さまざまな道徳があります。 学校で教…