2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ITノーティス:失敗、トラブルの原因(開発工程)

今までに経験した情報システムの構築(開発工程:製作工程とも製造工程ともいいます)で失敗した主な要因に ・「業務機能仕様」をプロクラマーにきちんと説明していない。 ・「業務機能」を理解せずにいきなりコーディングに入っている。 ・「詳細設計書」の…

ITノーティス:失敗、トラブルの原因(設計工程)

今までに経験した情報システムの構築(設計工程)で失敗した主な要因に、 ・「契約条件を理解しない」で仕事をおこなっている。 ・「運用設計」ができていないのに機能設計を行なっている。 ・「機能設計書」が機能の羅列レベルになっていて、方式が組み込ま…

ITノーティス:失敗、トラブルの原因(上流工程)

過去に経験した情報システムの構築(上流工程)で失敗した大きな要因に、 ・「見積条件」を具体的に設定(提示)していない。 ・「提案書」の内容が大雑把(実現性が低い内容になっている)である。 ・「契約条件」を明確にせず作業着手。 の三つがあります…

ITノーティス:仕事の効率化とは

企業は、利益を生み出し社会に貢献することが使命でありそのための工夫・改善に各企業は努力します。ただ、そのために大きな投資が簡単にできるはずも無いのが大方の企業です。 IT業界においてはかなりの部分において人的な部分の工夫次第で改善できる余地…

ITノーティス:不備が多い「仕事の記録」

仕事の生産物の一環であるはずの議事録、打ち合わせ記録などに不備が多いことはありませんか。 記録には、発言者、対応者、対応期限、責任者などを明記すべきです。 発言者、対応者などに会社名(組織名)のみが記述してある記録は失格です。 発言者責任、対…

ITノーティス:成果は記録する

中間生産物を含めて仕事の記録(議事録、打ち合わせ記録、レビュー報告書、・・・等)は残しましょう。 記録は文書の一種で、重要なログであり証拠になります。マネジメントシステムを効果的に運用し、事実を事実として記録、保存、活用するために作成し維持…

ITノーティス:基準で人は動く

折角作成した基準も特定の人だけにしか理解できないような内容では意味を成しません。 又その内容は各担当者が行動できる(仕事できる)基準になっている必要があります。教育の実施や、全員が理解できる仕組作りが大切です。 基準で人は動きます。基準の不…

ITノーティス:仕事の基準は変化する

一度作成(設定)した基準は永久的ではありません。社会情勢や環境変化などにより成長発展するものです。 基準に不備があれば早い時期に改訂(軌道修正)します。作成(改訂)した基準は、オーソライズ前には、きちんとレビュー、承認を行なうことは当然です…

ITノーティス:仕事の「基準は文書化」されているか

慣習も一つの基準ですが、極力「文書化」することです。 口頭のみの伝達には曖昧さや伝達ミス・漏れが多く含まれます。 各人バラバラの仕事のやり方では後の軌道修正が大変になります。 要員の追加、入れ替えなどが発生した場合のトランスファーにも有効です…

ITノーティス:仕事には「基準」が重要

仕事(プロセス)を行なう前提には基準(ルール)があるべきです。なおかつ、基準は「文書化」されていることが必要です。 基準がない状態で勝手に進めた場合(各人個々の単独判断)には戻り作業の発生は当然と思うことです。 基準が出来上がっていないとき…

ITノーティス:仕事に対するスピード感

仕事には品質が重要であることはいうまでもありません。安心、安全で信頼のおけるもの(サービス含む)を誰もが選択します。加えて、仕事に対する対応姿勢、特にスピード感覚が重要です。 スピード感の鈍さにより失注ということにもなりかねません。 一人の…

説話:知らぬが仏

本人のみが真実を知らず平気でいるのをからかうときなどに使われることわざです。 知ってしまうと腹が立ち、怒りや苦しみが出ることもあります。 組み合わせてこのような言い方もあります。「知らぬが仏、見ぬが秘事」、「知らぬが仏、見ぬが極楽」で、世の…

説話:三人寄れば文殊の知恵

「文殊の知恵」とは、良い考え、良い思いつきをいい、大勢の人が集まってお互いの知恵をしぼれば良い考えが生まれてくる状態をいいます。ここでいう「三人」とは、多くの人という意味で、日本では昔からよく使用する表現です。 「文殊」は、文殊菩薩のことで…

「東京IT新聞」“IT坊主の無駄方便”、第19回は、「アイコンタクトが苦手なのは日本人古来のDNAか?」です。

運動会の開催時期といえば「秋でしょ!」というのは昔の話です。 暑い時期に運動会の練習を行うことは熱中症の問題があり、加えて秋は行事が多く、受験も近づいてくる時期でもあることから、春に運動会を行う学校が増えています。 運動会や発表会などで我が…

説話:首を挿げ替える

この表現、平時の時にはあまり登場しない言葉です。「重要な役職に就いている人を入れ替える」とか「役職にある人を更迭し別の人に任せる」などの意味合いがあります。 「仕事の業績が良くないので部門責任者を入れ替えて建て直しをしよう」とか「特定して何…

説話:足を引っ張る

よくない行為や行動に対して使われることわざです。 「他の人の成功や行動を妨げる」、「集団で行動をする必要があるとき、何人かがマイナスになるような行動をする」などの意味合いがあります。 無意識での場合と意識して行うケースがあります。無意識の例…

説話:「手当て」をする

説「手当て」という表現は諸説あるようで、日本独特の表現方法のようです。 大体の意味合いとしては、前もって準備しておく、事柄に応じた処置をする、病気や怪我の治療(処理)をする、役務に対する報酬、基本給のほかに支払われるお金、心づけ、何かを行う…

説話:船頭多くして船山に登る

一般的な解釈では、「指図をする人が多すぎるとまとまりがつかず、物事が上手くいかない」例えとして言われることわざです。これをへそ曲がり的に解釈してみると、 ・「どう手を打っていいかわからないので、船頭(リーダ)を沢山用意し、船が山に登ったとき…

能力ある人が力を発揮できる組織

「使いものにならない大将は敵より怖い」という言葉があります。 年功序列中心で男社会の文化が長く続いてきた影響もあるのか、年齢や男女問わず平等に見て能力のある人が指導力を発揮できる組織づくりをするのが当たり前だとの感覚がまだまだ低い日本社会、…

「松に古今の色なし、竹に上下の節あり」

現代解釈にすると、“松に古今の色なし”は、経験や年齢、社歴の違いはあっても、その役割におけるミッションにおいては平等であり差別はないという意味です。“竹に上下の節あり”は、節操の無い平等は社会には調和しない。けじめが大切です。ということになり…

“パラレル(並行)”はリスク軽減の一つの手段

企業にとって成長は大切です。しかし、成長過程に山あり谷ありは付きものです。苦境に直面する事も多々あると思います。成長させる節を何にするか、技術やエリア、人、商品、品質などなど、各々の企業により様々です。 大方の植物の成長点は幹や枝の先端部分…

成長の節(ふし)

人生においても節目は大切な事です。入学や就職、結婚など、人との出逢い、人生を変える事になった出来事、流れを変えた事柄など、数多くの経験や体験が財産や力になります。 単なる通過点とは思わず大切な節目と捉え、自身の活力にすることが大切です。竹の…

節(ふし)はたいせつなもの

柔軟で節が硬い0510 松と竹についてこんな形容があります。 「冬の雪の日、力強く雄大な庭の松は枝に雪が積もっても平然と構えていたが、朝起きたら雪の重みで枝が折れていた。しかも枝振りの良い先端が」。 一方で竹は、「雪の重みで垂れ下がっていて弱…

「東京IT新聞」“IT坊主の無駄方便”、今回(第18回)は、IT界でもお馴染みの「開発」という言葉の意味合いとその本質です。

「開発」という表現は、古くは「新田開発」などのように人の手が入っていない原野などの未開地を新しく開墾したり、山地などを切り開いて整備を行ったり、天然資源をとり出したり、産業を起こしたりするなどの意味合いがあります。やがて、新たな技術や知識…

「松竹梅」

よく比べられる松と竹ですが、どちらも青々として、縁起のよい(常緑は不老長寿に繋がるとされています)植物の代表といわれています。 梅を加えた「松竹梅」は、「歳寒の三友(さいかんのさんゆう=冬の寒い季節に友とすべき三つのもの)」としても、めでた…

竹に上下の節

禅語に「竹有上下節」(たけにじょうげのふしあり)という句があります。これは対句になっていて、「松無古今色(松に古今の色なし)竹有上下節」(竹に上下の節あり)」となります。 直訳では、「松は季節によって色(緑)を変えたりせず、いつも同じである…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺対策:怪しいメールの場合)

金融機関などの名前で送信されてきた電子メールの中で、通常と異なる手順を要求された場合には、内容を鵜呑みにせず、金融機関に確認することも必要です。 フィッシング詐欺であるかどうか判断が難しい場合には、メールの送信元の会社に連絡をしてみるのもよ…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺対策)

通常、インターネットバンキングへのログインやクレジットカード番号などの重要な情報の入力画面では、SSLという暗号化技術を利用します。 重要な情報を入力するWebページでは、SSLが採用されているか毎回確認するようにします。 SSLで通信が行…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺対策:Webページにアクセスする場合)

金融機関のID・パスワードなどを入力してWebページにアクセスする場合は、金融機関から通知を受けているURLをWebブラウザに直接入力するか、普段利用しているをWebブラウザのブックマークに金融機関の正しいURLを記録しておき、毎回そこか…

「東京IT新聞」“IT坊主の無駄方便”、今回(第17回)は、「我逢人(がほうじん)」という言葉です。

我逢人(がほうじん)は「我(われ)、人と逢うなり」、人と人が出逢う尊さを表したものです。 誰もが、誕生すると親に出逢い、家族に出逢い、やがて出逢いの輪が広がり、人生は出逢いの連続です。 この我逢人の三文字は、道元禅師(どうげんぜんじ=鎌倉時…