“パラレル(並行)”はリスク軽減の一つの手段

企業にとって成長は大切です。しかし、成長過程に山あり谷ありは付きものです。苦境に直面する事も多々あると思います。成長させる節を何にするか、技術やエリア、人、商品、品質などなど、各々の企業により様々です。
大方の植物の成長点は幹や枝の先端部分にありますが、竹は節毎に成長点を持っていて、節と節の間隔が広がり成長します。竹の成長が早いのはこのためです。(パラレルな成長です)
一つを追いかける成長(シリアル)もありますが、竹のような“パラレル(並行)”な成長を考える事はリスク軽減にもなり企業にとって参考になります。節の数だけ成長すると考えれば、その節をしっかりと鍛えると同時に、節と節の間の空間を成長させるための舵取りが大切です。
成長点(柱)をいくつにするか、舵取り(教育、運営)をどのように行うかは重要なテーマです。
出典:東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」より抜粋し編集