2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

説話(おもてなしの原点)

ニュースや報道などで海外から来られた方々から、日本の国や日本人の何気ない事柄を褒められているのを聞くと心地よく感じます。「どこへ行ってもゴミが少なくてきれい」、「昔からの伝統をきちんと守っていてその文化にふれると心が癒される」、「マナーが…

説話(天寿)

「天寿をまっとうする」という表現があります。 天寿とは、天からもらった命、祖先から受け継いできたこの命のことです。 しかし自分がいったいいくつまでの寿命をいただいているのか、誰もわかりません。 だからこそ天寿いっぱいに生きる必要があるのです。…

説話(「地獄」と「極楽」)

「地獄」と「極楽」については世界中の多くの宗教で説かれ、亡くなった後の世界を通じて善悪を考え、人々が正しく生きて行くための道しるべとなっている話が多くあります。 例えば日本では、『人は亡くなると閻魔大王の前に行き、そこで裁きを受け、善い行い…

説話「金の貸し借り不和の基(もと)」

「お金の貸し借りは人間関係を悪くさせることがあるので気をつけること。」という戒めの言葉です。 親しいからいいだろうは大きな間違いです。関係が濃い間柄同士でのお金の貸し借りは特に注意。問題が起きて不和のもとになり易い。負い目ができたり、恨んだ…

認知症:対応(支援)へのポイント(おだやかに)

特に高齢者の場合、耳が聞こえにくい場合がありますので、ゆっくり、はっきりと話すように心がけましょう。 早口、大声、甲高い声でまくし立てないことです。 その地域の言葉(方言など)でコミュニケーションをとることもひとつの方法です。 『認知症サポー…

認知症:対応(支援)へのポイント(相手に目線を合わせて優しい口調で話す)

高圧的にならないよう、同じ目線で!が基本です。(これは相手が誰であろうと同じことですが) 優しい口調で、穏やかに、且つ表情は重要なファクターです。 相手が小柄な方の場合には、身体を低くして目線の高さを同じにするように心がけて対応します。 家族…

認知症:対応(支援)へのポイント(後ろから声をかけない)

初対面の場合の声掛には立ち位置と距離感が大切です。 一定の距離で相手の視野に入ったところ(お互いに認識できる)で声掛けします。 又、唐突な声掛けは禁物です。 「何かお困りですか?」とか「お手伝いしましょうか?」、「どうなさいましたか?」、「こ…

認知症:対応(支援)へのポイント(声をかけるときは一人で)

複数人で居て声掛が必要と判断した場合、誰か代表を決めて一人が声かけの役目をします。他の人は少し離れた所から見守ります。 複数人で声をかけると、取り囲まれたという感覚になってパニックになったり、恐怖心をあおりやすくなるからです。 様子を見てか…

認知症:対応(支援)へのポイント(余裕をもって対応する)

直接対応することになった場合には、落ち着いて対応します。こちらが焦りや困惑を感じていると、相手にも敏感に伝わって動揺させてしまいます。 自然に、笑顔をもって接することが重要です。 『認知症サポーターのひとりごと』 参考:認知症サポーター養成講…

認知症:対応(支援)へのポイント(見守る)

外出先等で認知症と思われる人に気づいたら、本人やほかの人に気づかれないように、一定の距離を保ち、さりげなく様子を見守ります。 近づき過ぎたり、ジロジロ見たりするのは禁物です。 様子をよく見極めてから対応(行動)を考えます。 『認知症サポーター…

認知症:対応(支援)への七つのポイント

① まずは見守る。 ② 余裕をもって対応する。 ③ 声をかけるときは一人で。 ④ 後ろから声をかけない。 ⑤ 相手に目線を合わせて優しい口調で話す。 ⑥ おだやかに、ゆっくりと、はっきりした話し方で。 ⑦ 相手の言葉に耳を向けて、ゆっくり、穏やかに対応する。 …

日本語あれこれ(天王山)

“てんのうざん”。勝負事で天下分け目の戦いのことを天王山といいます。 織田信長が明智光秀に討たれたのが「本能寺の変」。その明智光秀に敵討ちをするために豊臣秀吉が決起した戦いが『山崎の戦い』です。そして天王山は京都南部(山崎)にある小高い山で地…

日本語あれこれ(水くさい)

“水くさい”という言葉、単に「水が臭い」ということではなく一般的に「よそよそしい態度」とか「他人行儀」であるとかという意味合いで使われます。この言葉の由来には様々あるようです。 ・『地域にもよりますが、料理の味が薄くて物足りないことを「水くさ…

日本語あれこれ(引導を渡す)

「いんどうをわたす」と読みます。 そもそも「引導」とは、「人に対して仏法を説いて教え導き、心の迷いを覚まさせる」という手段のことを云う仏教用語でした。それがやがて葬儀の際に僧侶が、亡くなられた方が迷うことなく悟りの道へ向かえる(導く)ように…

日本語あれこれ(すてばちになる)

「失敗続きでやる気を失せたり」「自分の思うようにならず回りに当たったり」などで、“どうにでもなれ”という思いになり望みなどを失い、ふてくされたり、やぶれかぶれになったり、やけな振る舞いや態度に出る。このような状況になることを「捨て鉢になる」…

日本語あれこれ(たらい回し)

“物事を次々と送り回す”ことを「たらいまわし」といいます。これは明治〜大正(江戸という説も)時代にかけて流行った曲芸で、曲芸師たちが「仰向けになって足でたらいをくるくると回します。ある回数まわしたら次の人(曲芸師)に受け渡していく」状態を指…

日本語あれこれ(あみだかぶり)

これを漢字で書くと「阿弥陀被り」となります。 丸い、つば広の帽子(例えば麦藁帽子などのように全方向につばのある帽子)をかぶる時、前(顔側)を大きく持ち上げて後ろ下がりに後頭部に乗せるようにかぶる(被る)状態を言います。こうした被り方をすると…

説話(母の日)

母へ感謝を表す日です。数ある由来のひとつ:『米ウェストヴァージニア州に“アンナ・ジャービス”という女性がいました。アンナの母はアメリカの南北戦争(1861〜65年)の時、平和を願って南北双方の兵士をわけ隔たりなく看病し、献身的に働いた社会運動家で…

情報セキュリティ(ネットオークション安全に利用するためには)

同時に大量の商品を出品している場合には注意したほうがいいでしょう。 取引に当たっては相手の氏名とメールアドレス以外の連絡先(住所、電話番号)を確認しておくことが大切です。 また、トラブルが発生してしまった場合に備えて、交換した電子メール、銀…

情報セキュリティ(ネットオークションにおける危険性)

ネットオークションは出品されている商品に希望者が入札し、指定期間内に最高価格を提示して落札した人が商品を購入できる仕組みです。欲しい商品が安く購入できる、市場に出回っていない商品や非売品を入手できる、自分も商品を出品できるなど、とても魅力…

情報セキュリティ(悪性ホームページへの誘導に注意)

利用者を悪性ホームページに誘導しようとする攻撃者は、利用者に魅力的に見えるサイトを構築してアクセスを誘おうとします。例えば、主要な検索サイトで音楽を検索する際に、「Free(無料)」という言葉を追加すると検索結果が上位に表示されるように細工して…

情報セキュリティ(著作権法違反のリスクに注意)

インターネットでは動画を共有するサイト、リアルタイムで動画を配信しながらチャットやメッセージを交換するサイト、音楽配信サイト、音声番組をポッドキャストで配信するサイトなど多数のサービスが存在しています。こうしたサービスは利用者にとって大変…

情報セキュリティ(個人に関する情報の公開の判断と被害の事例)

インターネットで公開した情報は、いろいろな人が閲覧する可能性があります。そのためインターネット上で、氏名、年齢、住所、電話番号、写真、動画などといった個人に関する情報を公開することの危険性について、きちんと認識しておかなければなりません。 …

情報セキュリティ(情報発信における危険性の回避)

インターネット上での情報発信における危険性を回避するためには、発信内容が秘密にすべき事項を含んでいないか、現実世界で避難を浴びるような内容でないか、悪用(先々を含めて)される可能性はないかなど立ち止まって考える慎重さが必要です。 情報を発信…

情報セキュリティ(情報の発信は慎重に)

SNSなどのツールは日常生活の中でリアルタイムに個人の思いなどを投稿できる点が大きな魅力です。しかし、その一方で、個人の何気ない発言でもインターネット上の発言やふるまいは多くの人の目に触れる可能性があり、場合によっては、現実世界に大きな影響を…

説話(曲がらねば世は渡られぬ)

“正義や道理にかなった正しいことを振りかざして、正直や気まじめさを主張しても、それだけでは上手く世の中を渡ってはいくことができない” 「自分の意を曲げてでも融通をきかせ、世の中に同調することが大切です。 時には自分の主義・主張を無理に変えたり…

説話「膝(ひざ)とも談合」

そもそも「談合」とは?ということですが、その意味合いは単に「話し合い」を意味します。 しかし報道などで使われる談合は、「公共事業などで競争入札をする前に、競争するはずの業者同士が事前に話し合いを行い受注者と落札価格を決めていた」状況のことで…

説話「事が延びれば尾鰭(おひれ)が付く」

「物事は必要以上に長引くと余計な問題が起こってやりにくくなる。出来るだけ早く処理せよ。」という戒めの表現です。「尾鰭」とは魚の「尾と鰭(ひれ)」のことで、本体以外につけ加わった余分なものの事を指しています。 又、「時間が掛かると、話が伝わる…

説話(五十にして四十九年の非を知る)

文字通りの解釈では「五十歳になってみてそれまでの四十九年には過ちが多かったことに気づく」ということになるでしょうが、本意はそうでもないようです。 勝手解釈では、『人五十歳も過ぎると、あれこれアドバイスをしたり注意をしたりしてくれる御仁が少な…

説話「株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)」

過去に偶然に成功したことに拘り、時代や情勢の変化に適応せず「融通が利かなかったり、進歩がしない」ことのたとえです。また、「偶然遭遇した過去の幸運をあてにする愚かさ」を表現するときにも使われます。 これは「農家の男が畑仕事しているとき一匹の兎…