2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

説話「除夜の鐘(じょやのかね)」

大晦日(おおみそか)の夜、寺々でつかれる除夜の鐘の音を聞きながら、過ぎ去った1年を思い、新しい年への期待をこめるのが日本人の習慣となっています。 除夜とは、除夕(じょせき)ともいい、1年で最後の晩、おおみそかの夜のことです。 行く年を送り、…

心に残ることば「鈍感力」

『嫌がらせなどはよくあることです。こんな状態のときこそ、もっとも必要なのが鈍感力です。』渡辺淳一(小説家、医学博士。伝記や医療小説など多数の作品を発表。代表作の一つに「遠き落日」がある。)の言葉です。 他人の顔色や評価が気になって、なかなか…

心に残ることば「腹が立ったら」

『腹が立ったら何か言ったり行ったりする前に十まで数えよ。』トーマス・ジェファーソン(アメリカ第三代大統領。建築家・発明家。「アメリカ独立宣言」の主要な起草者。)の言葉です。 「怒り」という感情を持たない人間は、世の中にはほとんど存在しないで…

心に残ることば「人生の宝物」

『短い人生の中でもっとも楽しいことは、自分の心の波長と合う人との出会いです。』稲森和夫(京セラ、KDDIの創業者」の言葉です。 波長の合う人と出会うためには、自分からアクションを起こすことが第一。漫然と待つだけではいつ出会えるかわかりません。自…

心に残ることば「ほめ言葉」

『ほめ言葉には人を動かす力がある。』 誰でも褒められれば気分はいいし、やる気も出ます。相手をほめるコツは些細なことでも「すごいね!」「それいいね!」などのちょっとした一言です。言葉の力は大きく、ほめられた相手は気持ちが前向きになり、やる気も…

心に残ることば「聞き上手」

聞き上手のひとは相手の話を遮ることなく最後まできちんと聞きます。そしてタイミングの良いあいづちを打ちます。相手は気分がよくなり話が盛り上がります。あいづちだけでなく会話に対して的を得た質問をします。 話の幅を広げることも聞き上手のテクニック…

心に残ることば「出会いを大切に!」

よく出会いがないという人がいます。すれ違った人すべてとコミュニケーションをとるのは不可能ですが、意識して出会いに結びつける努力は重要です。 待っていては出会いに繋がりません。何気ない出会いを大切にしようという気持ちがあることが重要です。そう…

認知症:症状(人がわからなくなる)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。 「よく知っている人の顔を見てもわからない。これは本人しかわからない症…

認知症:症状(場所がわからなくなる)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。 例えば、よく知っている場所でも道に迷うことがある(軽度)、進行すると…

認知症:症状(日時等がわからない)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。 例えば、今日が何日か、何曜日がを正確にわからない(軽度)、これが進ん…

認知症:症状(出来事や云ったことをすぐに忘れてしまう)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。 昨日の出来事をほとんど忘れてしまったり(軽度)、進行して今言ったこと…

認知症:症状(動作が急激に遅くなってきた)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。 例えば従来に比べて、通常表現でいう「動作がのろくなってきた」という場…

日本語あれこれ(孝行のしたい時分に親はなし)

“こうこうの したいじぶんに おやはなし”です。 「孝行をしたいと思った時には、親はもうこの世にいなくて、親が存命中に孝行をしておくべきだったと悔やみ嘆く」ということを言った言葉です。 次のような言葉もあります。「親の小言と冷酒は後で効く、され…

日本語あれこれ(壁に耳あり障子に目あり)

隠密に話しているつもりでも、誰かが壁に耳をあてて聞いているかもしれないし、障子に穴をあけてのぞき見をしているかもしれないという意味です。 秘密と思っていることが他(外)に漏れることが多々あるから用心せよという戒めです。 これだけの防備をして…

日本語あれこれ「隗(かい)より始めよ」

これは中国の故事からのもので戦国時代の燕(えん)の国の昭王(しょうおう)が国の再興のために人材を集める方法を郭隗(かくかい)という人物に尋ねたところ、 「それではまず私のような凡人を優遇するところから始めてください。そうすれば“隗のような者…

日本語あれこれ(千畳敷に寝ても畳一枚)

そのままの意では、千畳もの広さがある部屋を与えられここに寝てくださいと言われても、人一人が寝るのに必要なのはせいぜい畳一枚で用は足りる。ということわざです。 これは、「一人の人間が必要とするものには限度があります。悪戯に多くの欲をかくべきで…

日本語あれこれ(後世、畏るべし)

“こうせい おそるべし”です。 「後世」とは後輩のことで、『若い人には体力も気力があり、将来への可能性を多く持っています。一生懸命になり前に向かって励み、進んだならばその進歩(可能性)には畏敬(いけい:心から敬う)すべきものがある。』という意…

日本語あれこれ(男前:おとこまえ)

「男前」という言葉があります。さしずめ現代表現では「イケメン」です。男ぶりがいい、美男子という意味ですが何故男に前がついてそのような意味になるのか? 『腕前』とか『江戸前』という言葉がありますが、『男前』の『前』はこれらと同じで、前面に出し…

情報セキュリティ(迷惑メール)

受信者の望んでいない広告メールを送信する際には、「今後送信を必要としない場合にはこちらのメールアドレスまでご連絡ください」といった内容を記載することが法律で義務付けられていますが、その意思を伝える際には、相手側に氏名・住所などの個人情報を…

情報セキュリティ(携帯電話番号を使って送られてくるSMSの迷惑メール)

携帯電話番号を使って送られてくるSMS(ショートメッセージサービス)の迷惑メールの場合は、携帯電話会社のサービスを使って、電話番号によるブロック設定をすることが有効です。 また、パソコンの場合には、以下のような対応策が考えられます。 ・インター…

情報セキュリティ(携帯電話やSNSのメッセージでの迷惑メール)

携帯電話やSNS(ショートメッセージサービス)のメッセージでの迷惑メールの急増が問題化しています。このような迷惑メールを受信しないようにするためには、 ・長く複雑なメールアドレスを使用する。 ・指定したドメインやメールアドレスからの電子メールの…

情報セキュリティ(迷惑メールへの対応)

受信者が望んでいないにもかかわらず、一方的に送信されてくる電子メールのことです。いわゆる「出会い系サイト」や商品の宣伝などを内容とする電子メールが多く、スパムメールとも呼ばれます。 これらの電子メールは、昼夜を問わずに届けられ、電子メールを…

説話(上品・下品)

一般に、言葉づかいや動作が、あかぬけてしっかりしている人のことを「上品な人」といい、その反対に粗雑な言動の人を「下品な人」といいます。この語の起源となった仏教では「品」 をヒンとは読まずにボンまたはホンと読み、上品はジョウボンと読みます。仏…

説話(正直)

嘘やごまかしのないこと、素直で正しいこと、などとして使われている「正直」という言葉があります。 この語は「方正質直」(ほうしょうしつじき)を略したもので、二字目と四字目を結んで、正直となりました。「方正」は、正しくしっかりした心、「質直」は素…

説話(出世)

「彼も出世して部長になった。」、 「同級生では出世頭だ。」などと使う『出世』という言葉は、ほめ言葉のひとつです。世の中で相応の地位、身分になることを意味しています。 本来は、「人々を救うために、仏が この世に出現するという意味と、世俗的なもの…

説話(自然)

山、川、海、草木、動物、雨、風など、人の作為によらずに存在するものや現象のことをいいますが、仏教では「じねん」と読んで、「あるがまま」とか「おのずから」という意味で使われます。 一切のはからいや思い入れを離れた、悟りの境地を示す言葉として好…

説話(自業自得)

「誰の責任でもない。本人が勝手に望んでやった報いなのだから、自業自得だ!」というように用いられます。この言葉は、サンスクリット語の漢訳語で直訳すると「自分の行ったものごとを自分で獲得すること」となります。何かを言ったり行ったりすれば必ずそ…

説話(根性)

「すばらしい根性をもっている」とか「根性がくさっている」などと使われ「根性」という言葉は、日本人の好きな言葉の一つかもしれません。 「根」は気力の源である素質のことで、「根本」「根幹」「根気」などと使われるように肝心かなめの意味をもっていま…

心に残ることば「誰だって、うまくいかないときはある」

『行水(ゆくみず)にも渕瀬(ふちせ)あり、人の世に窮達(きゅうたつ)なからめやは。』樋口一葉(明治の女性小説家。「たけくらべ」などの名作を生みだした。)の言葉です。 この名言は「川にも穏やかな場所(淵)や流れの急な場所(瀬)があるのだから、…

日本語あれこれ(小春びより)

「小春日和」と書きます。これは晩秋から初冬にかけての肌寒い日が続く中で、ときに春のような暖かい日が訪れる。これが「小春びより」で、ちょっと春に似ているから「小春」なのです。 こうした状態の日のことを諸外国では次のように呼んでいるようです。 …