日本語あれこれ(小春びより)

「小春日和」と書きます。これは晩秋から初冬にかけての肌寒い日が続く中で、ときに春のような暖かい日が訪れる。これが「小春びより」で、ちょっと春に似ているから「小春」なのです。
こうした状態の日のことを諸外国では次のように呼んでいるようです。
アメリカでは「インディアンサマー」:朝晩が冷え込んで霧が立ち込めるとインディアンが焚火をしたことから。
・ロシアでは「女の夏」:女性のように暖かく優しい日差しから連想したもの。
・ドイツでは「老婦人の夏」:晩秋から初秋のころ風が弱くポカポカとした暖かい日に公園のベンチなどでのんびりとくつろいでいる風景から。
各国感じ方、捉え方は様々のようです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より
「知っているようで知らない日本語」㈱ごま書房より引用&編集