2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

献杯(けんぱい)

いつごろから誰が始めたかは分かりませんが、法要やお葬式の後のお斎(食事)が始まる前にあるのが、「献杯!」と言う風習です。 仏教には関係無い世間的にはよしとされている風習です。 そもそも「献杯」とは“敬意を表すために盃をささげる”という意味です…

供養しきたり

葬儀供養とか法要供養などの行事については、各宗派での決めごとや地域のしきたりや文化、風習などが多く継承されています。 実際にそんなに幾度も経験することでもありませんので戸惑ってしまうことが多くあるはずです。 時々、“ああだこうだ”と言う、仕切…

線香(せんこう)

「法要などの供養で使われるもので数種類の香原料とタブの葉の粉を練り合わせて、乾燥させたもので、形状としてスティック型、コーン型、コイル型のもの」があります。 もともとは、香木を刻んでこまめ焚いて焼香をしていたものを棒状に固めた(江戸時代)よ…

焼香(しょうこう)

仏様などにお参りするときの作法の一つです。 香木を細かくして炭の火にくべます。香の匂いが当たり一面に漂います。 仏様の周りを香で飾り、たとえ見えていなくても、陰になっている場所でもその香りは届きます。 つまり、仏様の働きはどんなところにでも届…

清め塩(きよめじお)

お葬式のとき、会葬礼状に「清め塩」と書かれた小袋が入っています。 亡くなった人に会ったり、お葬式に参列して穢(けが)れたので、塩で清めましょうという習慣のようです。 そもそも、昨日まで寝食を共にし、共に仕事をし、共に語り合って、泣きながら別…

陰膳(かげぜん)とは

作法としてあるわけでは有りませんが、法要などのあとの食事で、故人の写真の前にお供えするお膳のことを「陰膳」と言います。お店に、法事ですと言って申しこむと、気を利かせたつもりか「陰膳いかがしますか」などといいます。ご家族の気持ちとしては、お…

供養:線香の立て方

ご仏前などで線香、ろうそくを供え合掌礼拝(がっしょうらいはい)をします。 線香の立て方は、各宗派で本数を定めたり、折ったり、横にしたりするなどまちまちです。 他家のご仏壇などでお参りする場合には迷うことがあるかもしれません。 こういった場合に…

「回向文(えこうもん)」

経文(きょうもん)を唱えたあとに、読経(どきょう)の目的を明らかにして、その成就(じょうじゅ)を祈るために唱えるのが回向文です。 回向とは、めぐり向うとあるように、亡き人に捧げる、大法(だいほう)に捧げる、なにかに祈念することが結局自分に返…

「位牌(いはい)」

位牌は、日本古来の霊魂観(れいこうかん)により生まれた日本独特のものです。 中国の儒教(じゅきょう)では、神位(しんい)を表すのに「木の牌(はい):木のふだ」を使っていましたが、これが仏教に取り入れられ、それが日本に伝わって位牌になり、先祖…

「一日葬」

一般的に葬儀は、通夜式(一日目)と告別式(二日目)を行います。 これが一般葬儀または家族葬と言われているものです。 しかし、最近では、通夜は家族のみで行い、通夜式は行わず、告別式のみを行う葬儀を行なう場合があります。これを、一日葬といい最近…

「通夜」

通夜とは、もともとは亡くなられた方と最後の一晩の夜を通して過ごしたので通夜と呼ばれてきたものです。 夜を通して過ごすといっても必ずしも一晩中起きていなければならないというわけではありません。 せめて夜が更けるまでは家族の誰かが傍に居て、霊前…

葬儀作法:死装束(しにしょうぞく)

地域や宗派により作法は異なりますが、旧来作法の一つとして、「死装束」は「経帷子(きょうかたびら:仏式で亡くなられた方を葬るとき、に着せる着物)」を着せ、「頭巾(三角巾)」を額にあて、三途の川の渡し賃といわれる「六文銭」の入った「頭陀袋」を…

葬儀作法:末期の水(まつごのみず)・・死水(しにみず)

亡くなられた方に対する最後の、はなむけとして、臨終直後に亡くなられたかたの口に捧げる水を末期の水あるいは死水といいます。 地域により作法は異なりますが、湯飲み茶碗に水をたたえ、樒(しきみ:別名「仏前草(ぶつぜんそう)と呼ばれています」)の葉…

ビジネススキル(クロスカルチュラル・スキル:混合文化適応能力)

テクニカル・スキル、ヒューマン・スキル、コンセプチュアル・スキルの三つの基本スキルに加えておきたいのは、クロスカルチュラル・スキル(混合文化適応能力)です。 どの基本スキルも満遍なく平均的に備わっていればいいのですが人には得て不得手があるは…

ビジネススキル(コンセプチュアル・スキル:課題解決能力)

このスキルの基本は、テクニカル・スキル、ヒューマン・スキルが基盤になり具体的な事象に対する場合の対応能力です。 細かいところから見たりアプローチするのではなく、スパンを広げて物事を見たり、理解したり、抽象的な事象からその本質を見極めたりする…

ビジネススキル(ヒューマン・スキル:マネジメント能力)

このスキルは潜在的に誰しもが持っている能力です。 コミュニケーション能力の延長で身につくことが多くあります。 マネジメントというと、管理とか監督とかという解釈がされることもありますが、上段に構えて行なうというより組織やプロジェクトの身の丈に…

ビジネススキル(ヒューマン・スキル:コミュニケーション能力)

このスキルは特別なことではなく、潜在的に誰しもが持っている能力です。言い方を変えれば「人との関係を円滑にし、保つ能力」です。 しかし最近では職場や顧客とのコミュニケーションがうまくとれない人や基本事項(“しつけ”レベル)が、身についていない人…

暗証禅師

「東京IT新聞」今回の連載テーマは、「暗証禅師(あんしょうのぜんじ)」という言葉。実はおなじみの“暗証番号”の暗証はここから来ているのです。「約2割が「1111」など安易な暗証番号」。今の時代、お世話になることが多く、生活には欠かせない暗証番号(…

ビジネススキル(テクニカル・スキル:業務遂行能力)

このスキルは最も基本となるスキルです。 このスキルを“専門技術力”のことと理解されるかもわかりませんが、そういった閉じた範囲の技術ではなく具体的に業務を遂行できる能力や実務として執行できる能力を指します。つまり、職務を全うする能力で、業務知識…

お盆(迎え火、送り火)

迎え火 新盆の家は、13日の午前中、それ以外の家は午後から夕方にお墓参りをし、先祖の霊を我が家に案内します。地域により、家の門口や玄関先でホウロクや素焼きの皿にオガラを入れて火をたいたり、精霊馬(しょうりょううま)[キュウリとナスビに割り箸を…

お盆(新盆・・にいぼん[初盆])

亡くなられた方の四十九日が過ぎ、初めて迎えるお盆です。 迷わずご家に入っていただくよう目印として、絵柄の無い白提灯を玄関先や軒下などに吊り下げ火を灯します。 地域によっては生前、ご本人が身に着けていたもの(襦袢やシャツなど)を吊り下げるとこ…

お盆(お盆の始まり)

お盆は仏教で使われる言葉の盂蘭盆会(うらぼんえ)からきています。 お盆の始まりについては、次のような仏教説話があります。 「お釈迦様の弟子目連が、地獄(餓鬼道)に落ち逆さ吊りにされ苦しんでいる母を救うため、お釈迦様の教えに従い7月15日(旧…

ICTノウハウ:組織マネジャーが顧客を訪問するときの注意事項

直接プロジェクトをコントロールしているプロジェクトリーダーは、現場で顧客とのやり取りを常に行なっていますが、顧客が上司(組織マネジャー)を知らないなどという状態がIT業界では多い。 時々顧客先に訪問することが必要です。時には、部下から知らさ…

ICTノウハウ:組織マネジャーは顧客に顔を出せ

組織マネジャーはプロジェクトマネジャーやプロジェクトリーダーからの報告のみでの判断は禁物です。 顧客が上司を知らないなどという状態がIT業界では多い。 何かトラブルが発生したときに登場しても効果は低いと思うべきでしょう。 時々顧客先に訪問する…

個人情報保護法の現状と課題(公人の職務に関する情報の問題

「公務員の履歴や懲戒関連情報などの公的な情報が公表されなくなるという現象が、行政機関個人情報保護法の施行後に生じている。 情報公開法の運用とは別に、公表が公益に資する情報は、行政機関が自主的に公表することを担保する必要があろう。 そこで、行…

個人情報保護法の現状と課題(事故情報の報告、公表等)

「事故情報について、個人情報の保護に関する基本指針は、「可能な限り事実関係を公表することが重要」とするのみである。 しかし、主務大臣への報告は、主務大臣が事業者における個人データの安全管理の実態を把握し、対策を講ずるための情報を取得するため…

個人情報保護法の現状と課題(理由の説明)

「開示の求め等により求められた措置をとらない場合等の理由の説明は、努力義務とされている(個人情報保護法第28条)。 しかし、理由提示が、個人情報取扱事業者の恣意を抑制し、請求者の救済の便宜を図る上で重要な機能を果たすことにかんがみると、努力義…

個人情報保護法の現状と課題(オプトアウト情報の周知)

「個人情報取扱事業者は、個人データの第三者提供にあたり、オプトアウトが可能であることを本人に通知し、又は本人が容易に知りうる状態に置いておけば、本人同意を得なくてもよいとされている(個人情報保護法第23条第2項)。本人が容易に知りうる状態に置…

個人情報保護法の現状と課題(個人情報のダイレクトマーケティング活動への利用停止)

「利用停止等(個人情報保護法第27条)の求めが認められるのは、利用目的による制限(第16条)・適正な取得(第17条)・第三者提供の制限(第23条)に違反する場合に限られている。したがって、ダイレクトマーケティング活動を行う企業が、市販されている名…

個人情報保護法の現状と課題(情報の入手元)

「保有個人データに関する事項の公表義務の対象には、データの入手元の情報は含まれていない(個人情報保護法第24条第1項)。また、開示の求め(第25条)がなされた場合においても、当該保有個人データに入手元の情報が記録されていない限り、それを追加して開…