2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

説話(百八煩悩と除夜の鐘)

仏教では、心の闇はすべて自分自身の煩悩から来ているとされています。 この煩悩を打ち払うことを願ってお寺では百八回鐘をつきます。 お釈迦さまは「この世は一切皆苦(いっさいかいく)」と説かれていて、この「苦」を代表するのが「四苦八苦」で、一年間…

説話(除夜の風習:年越しそば)

今では行われなくなったものもありますが、大晦日には様々な風習があり各種行事が行われます。 そばを食べる習慣は今でも広く残っています。 「年越しそば」とか「晦日そば」といいます。 「そば」のように長く、長寿を願う意味合いや、そばには高血圧や動脈…

説話(歳を送る)

暮れに近づいてくると何かとあわただしい気持ちになります。 12月は「師走」と言うように、何とか年内に片付けようという気持ちになり、仕事のけじめや整理に追われます。 12月31日は、一年の最後の日ということで「大晦日」(大陰暦では、毎月の最終…

先輩からの贈り物(和食の常識:ふた付き料理のふたの扱い)

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。今や大切な財産です。少しですがおすそ分けです。 会食(おもてなし)の場での基本マナー、「ふた付き料理のふたの扱い」について、 『和食では、ふた付きの料理…

先輩からの贈り物(和食の常識:左手を受け皿のようにする?)

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。今や大切な財産です。一部ですがおすそ分けです。 会食(おもてなし)の場での基本マナー、「左手を受け皿のようにして食べる仕草」について、 『よく見かける仕…

先輩からの贈り物(和食の常識:食べるときに持つ器、持たない器)

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。今や大切な財産です。一部ですがおすそ分けです。 会食(おもてなし)の場での基本マナー、「食べるときに持つ器、持たない器」について、 『和食の基本は、洋食…

先輩からの贈り物(和食の常識:箸づかい)

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。今や大切な財産です。一部ですがおすそ分けです。 会食(おもてなし)の場での基本マナー、「やってはいけない箸づかい」について、 『「箸づかい』にはいくつか…

先輩からの贈り物(時間には限りがある)

先輩からの贈り物(時間には限りがある) 今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。今や大切な財産です。一部ですが、おすそ分けです。 『「時間は希少な資源である。時間が管理できなければ、他の何事も…

マナー(勝手に写真を載せるな!)

SNSを利用しての写真アップはチョッと待った! イベントの様子、飲み会、レストランなどでの食事、時には、ただ今セミナー中などというものなどがアップされています。 主催者や相手の許可を得ている場合にはいいでしょうが、そうでない場合には問題あり…

供養(追善の意味)

仏教では、亡き霊の追善(ついぜん)を行う(願う)意味合いとしては、二通りの解釈があります。 一つは、亡者は成仏して極楽(ごくらく)にあるとする見方であり、今生きている私達子孫が差別など対立のない境地に到達できるよう願い、どうぞ見守っていてく…

供養(法事・法要)について

誰しもご存知のように、祖先の追福・追善(亡くなられた方の冥福を祈ること)を願って供養することを、法事、又は法要と言います。 起源は中国で、仏教が伝播して間もなく行われるようになり、日本で取り入れられたのは聖徳太子の時代です。 それまでの日本…

マナー(手紙の宛先)

「○○株式会社 御中 △△様」 ビジネスでこのような宛先で書かれた手紙を受け取ったことありませんか。 確かに会社や団体宛の時には「御中」を使いますが、会社名のあとに続けて個人名を書くときは「御中」は使いません。 「○○株式会社 △△様」が正しい書き方で…

マナー(手紙の書き出し)

書きなれている場合にはすらすらとなるでしょうが、書きなれない場合には書き出しから悩みます。 事務的な用件などの場合に良く使うのが「前略」です。 「前略」で書き出した場合には、前文を省略してすぐに用件に入りますという意味合いです。 略式の手紙に…

整体(自律神経とは)

自律神経とは「自律」という言葉が示すとおり、他から直接支配を受けず、意志に関係なく機能している神経で、互いに反対の働きを持つ交感神経と副交感神経で構成されています。 交感神経は、日中、忙しく動いているときに活発に働く神経で、副交感神経は、夜…

整体(リンパ液)

よく耳にするリンパ! リンパ液は、病原体の感染を防ぐ役割を持ち、必要に応じて毛細血管から滲み出します。 血漿(けっしょう:血液中の液体成分)に近い液体で、細胞の間に排出された最終分解物、死んだ細胞や血球、あるいはそのかけら、細菌などを運びリ…

整体(津液:しんえき)

あまりおなじみの言葉ではありませんが、「津液(しんえき)」とは、体内の正常な水液の総称です。 唾液、涙、鼻水、汗、尿など、外に出て行くものも含まれます。 つまり、体内に入った飲食物は変化して「津液」になり、清いものと濁ったものに分けられ、清…

説話(成道会:じょうどうえ)

十二月八日は、お釈迦さまが悟りを開かれた日(成道会)といい、仏教徒は宗派を超えて広く、この日をお祝いします。 六年間の想像を絶する苦行に挑戦します。しかし得たのは、苦行では悟りを得られないという結論でした。ついにお釈迦さまは苦行に訣別して山…

説話(読経:場所)

読経は、普通は仏間でおこないますが、仏壇がないときなどは、落ち着ける場所で座布団を敷いて座るか、椅子に腰掛けて行います。 その際は礼拝する対象として机(又は机に代わるもの)を置き、その上にご本尊(写真などでも良い)、香炉、蜀台を用意し、線香…

整体(「精」)

日常生活の中で「精をつける」とか「精を出す」などという表現を耳にすると思います。 この「精」というのは、生命力の根源を意味しています。 「気」が昇華しエッセンスになった状態です。飲食物から得られ「腎」に蓄えられ、必要に応じて「気」、「血」、…

整体(気:「営気」「衛気」)

整体(気:「営気」「衛気」) 東洋思想の中で、「気」という言葉はいたるところで使われます。これは中国の古代思想の根本的な概念で、万物全て(宇宙、自然、生命活動など)を成り立たせている根源と考えられています。「気」の解釈や定義などについては各…

整体(気:「宗気」)

東洋思想の中で、「気」という言葉はいたるところで使われます。これは中国の古代思想の根本的な概念で、万物全て(宇宙、自然、生命活動など)を成り立たせている根源と考えられています。「気」の解釈や定義などについては各種あるようです。主なものとし…

整体(気:「元気」)

整体(気:「元気」) 東洋思想の中で、「気」という言葉はいたるところで使われます。これは中国の古代思想の根本的な概念で、万物全て(宇宙、自然、生命活動など)を成り立たせている根源と考えられています。「気」の解釈や定義などについては各種あるよ…

整体(気の働き)

東洋思想の中で、「気」という言葉はいたるところで使われます。 これは中国の古代思想の根本的な概念で、万物全て(宇宙、自然、生命活動など)を成り立たせている根源と考えられています。「気」の解釈や定義などについては各種あるようですが、解釈の一つ…

説話(卒塔婆)

説話(卒塔婆) 塔婆、卒塔婆、角塔婆、板塔婆など、いろんな言い方をしますが、みな同じものを指しています。 仏教用語では「卒塔婆(そとうば)」です。塔婆の無い宗派もあります。 お釈迦様の遺骨を納めた建物に語源があるといわれています。 塔婆に書く…