2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

説話「智目行足(ちもくぎょうそく)」

悟りを得るためには、知識と修行、どちらも必要なものだという仏教語です。「知識を目、修行を足」に例えたもので、「知目行足」とも書きます。 三つ子の魂百までもということわざもあります。どのような価値観の基で育てられたかが人生を大きく左右します。…

説話(自分なりに)

人は「いつまでも若くありたい!」と若さには執着します。 若さを保つための努力は惜しみません。 こんな川柳(せんりゅう)があります。 ・痩せていたアルバムだけが証拠なり! ・化粧品年々減りが早くなり! 若さへの憧れ、そこに絶大な価値を置こうものなら…

説話「華(はな)は愛惜(あいじゃく)に散り、草は棄嫌(きげん)に生(お)う」

この言葉、「花が咲くと人は喜び惜(お)しまれつつ散るのに、雑草は嫌がられ、生えては捨てられる。 花も草も共に大自然の因縁の働きによって生じたものなのに」ということを表現したものです。 花は人に喜んでもらいたいために咲いたわけではなく、雑草は人…

説話(人生一度)

こんな言葉(詩)があります。 「人間、本気になると、世界が変わってくる。自分が変わってくる。 変わってこなかったら、まだ本気になってない証拠だ。 本気で勉強!本気で仕事!本気な恋!本気で楽しむ! ああ、人生一度。こいつ(本気)を掴まんことには…

説話(大地の恵み)

私たちは自らエネルギーを作ることができません。さまざまな生命(植物や動物など)からエネルギーを頂き生きています。近年は気象庁観測以来の大雨や大風などの異常気象で各地の農作物への被害が多い状況です。そんな状況下でも春には可憐な花が咲き、秋に…

説話(「食品ロス」の約半数は家庭から)

食品ロスは、食品メーカーや卸、小売店、飲食店、家庭など、「食べる」ことに関係する様々な場所で発生しています。レストランなどの飲食店では客が残した料理(特に野菜や穀類)などが食品ロスとなっています。 家庭においては食品ロス全体の約半数にあたる…

説話(もったいない食品ロス)

日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割にあたる約1,800万トン。このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン〜800万トンとされています。これは、我が国におけるコメの年間…

情報セキュリティ(自宅での無線LANの安全な利用)

無線LANはケーブルの代わりに無線を利用するという性質上、通信内容が傍受(盗聴)される危険性があります。そのため、無線LANを使ってユーザIDやパスワードなどのログイン情報、クレジットカード番号のほか、プライバシー性の高い情報をやり取りする場合に…

情報セキュリティ(無線LANの安全な利用)

無線LANはケーブルの代わりに無線を利用するという性質上、通信内容が傍受(盗聴)される危険性があります。そのため、無線LANを使ってユーザIDやパスワードなどのログイン情報、クレジットカード番号のほか、プライバシー性の高い情報をやり取りする場合に…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺への対策)

ID・パスワードなどを入力するWebページにアクセスする場合は、金融機関等から通知を受けているURLをWebブラウザに直接入力するか、普段利用しているWebブラウザのブックマークに金融機関の正しいURLを記録しておき、毎回そこからアクセスするようにするなど…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺の手口)

フィッシング詐欺の手口のとして以下のようなものが挙げられます。 ①電子メールでフィッシングサイトに誘導する:典型的な手口としては、クレジットカード会社や銀行からのお知らせと称したメールなどで、巧みにリンクをクリックさせ、あらかじめ用意した本…

情報セキュリティ(フィッシング詐欺)

フィッシング詐欺とは送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言…

説話『言葉は心』(中国の僧の言葉より)

『一つの言葉で喧嘩して 一つの言葉で仲直り 一つの言葉で頭がさがり 一つの言葉で笑い合い 一つの言葉で泣かされる』 処世上の格言に、「円い卵も切り様で四角、物も言い様で角が立つ」といわれるように私達は日頃、言葉に注意しているつもりでも、時々うっ…

説話(仏さまがいっぱい)

お寺には仏さまがたくさんお祀りされています。各々には皆、名前があり、それぞれを説いたお経で、どんな願い事を聞いてくださるのかが説かれています。しかしそれより、お祈りする人の心根の方が大事なのです。 そもそも仏教の教えでは、仏さまは無数にいる…

説話(善友は宝)

人は幸せに生きることを望みます。「人は苦労した方が良い」と言う場合も、それは苦労を好んで言っている訳ではなく、苦労することによって人生の経験を得て幸せになるという思いからです。ですから多くの人々と人間関係を築くのではなく自分に対応できる数…

説話(幸せ)

人が、幸福・楽しみと思うことは誰しもいくつか挙げられると思います。 しかし、いずれもやがて幸福と感じなくなることが多々あります。 例えば、ご馳走を食べられることが幸せだと思う場合、病気になったり、歳を召したりすると、好みが変化したり、ご馳走…

説話(人との関り)

私達にとって親類縁者は大事な存在です。伴侶や子供・孫たちは大きな喜びを与えてくれるものです。しかし親類縁者に対しては果たさなくてはいけない義務も沢山あります。場合によっては自分自身が犠牲になりながら義務を果たすこともあります。となると親類…

説話(財産とは)

財産は沢山あればありがたいものです。土地・家・家族・金・知識・権力・名誉・金銀宝石・骨董品等いろいろです。一般論では「お金」は第一の財産です。お金は他の必要なものに交換できる。だから「お金」に王座を奪われているのです。 お金も家も土地も、そ…

説話(健康を保つ)

誰もが「お得」という表現には心を惹かれます。 損したい人、赤字を出したいと思う人は、まずいないでしょう。 「得」の捉え方は人様々です。その中でも、最高な得とは何でしょう? 仏教的には「健康であること」を最高な得のひとつだと説いています。 病に…

説話(檀家)

説「檀」とは、インドの古い言葉〈サンスクリット語〉の「ダーナ」に漢字を当てた「檀那」が由来です。 では「ダーナ」とは何でしょうか。日本語に訳すと「布施」ということです。つまり「檀家」とは、「布施をする家庭」を意味しています。 「布施」の「布…

説話(お供え)

仏さまにはなぜお灯明やお花をお供えするか? 仏さまをお祀りする時、「香華灯塗(こうげとうず)」と言って、香をたき、香を塗ってお花を供え、お灯明(とうみょう)をつけてお祀りするのが通例となっております。これは昔、インドでお客様を接待する時の作法か…

説話(友引と葬儀)

友引に葬儀を行うのは良くないと聞きますが、本当なのでしょうか・・・。 友引とは六曜という暦のなかの一つで、相引(共に引きあって)で勝負なしという日です。 ところがこの共引がいつのまにか友引となり、寂しく亡くなっていった人が、葬儀に参列した友…

説話(おみくじ)

「おみくじで凶を引いたら、何か不吉なことが起きるのではないだろうか。」ついつい気になってしまいます。 確かに、「大凶」を引いたら、あまりいい気分にはなれないでしょう。 しかし、たとえ「大吉」を引き当てたとしても、浮かれてばかりではおれないも…

説話(十の家訓)

昔インドの長者が嫁ぐ娘に幸せになるように祈って伝えた家訓です。 1.内の火を外に持ち出すな。(舅や姑、夫の不徳を決して外の者に話してはならない) 2.外の火を家に持ち込むな。(世間で家族の悪口を聞いても家に持ち帰って告げ口してはいけない) 3…

説話(アリと乞食)

一般に乞食という言葉は物乞いをする人を称する差別用語とされていますが、仏教では、「乞食(こつじき)」と言い僧侶が民家の戸口でお経を読み食を求めながら行脚する修行のことを指します。托鉢とも言い、受けた食材やお金は首に掛けた乞食袋(こつじきぶくろ…

説話(合掌)

二〇二〇年の五輪・パラリンピックの開催都市を決定する最終プレゼンテーションが行われ「東京」をアピールするプレゼンターを努めた女性キャスターは流暢なフランス語を駆使して立派にその任を果たし、最後は日本語で「お・も・て・な・し」と結び合掌して…

説話(連帯感)

自分ひとりの力だけで出来ることには限界が多くあります。ひとりの努力だけで何かをやり遂げようなどと見栄を張る必要はありません。自己努力は当然行なうべきですが、他の人の協力は重要だと思う(認める)ことは大切です。 それを認めると、良いことが2つ…

説話(誰にも不安はある)

人は、気が弱くなった途端に心の不安に負けてしまうことがあります。しかしいつまでも不安を引きずって生活するわけにもいきません。不安を無くすには心に智恵を持つことです。 将来がわからなくなり不安に駆られた挙句、迷信などに走るということは、物事を…

説話(人生は波)

人皆、将来は不安なものです。先々どうなるのかわからないからです。受験で合格できるか、商売繁盛なるか、今健康だが先々どうなるか、等々心配事はつきません。不安や恐怖感で滅入ってしまうと何でもいいから頼りたくなるのが人間です。迷信でもいいから縋…

説話(お守り)

世の中にお守りは色々あります。学問成就、無病息災、商売繁盛、家庭円満などは誰もが必要なことと思っています。ですからご利益(ごりやく)があると思われるお守りを探すのです。効果があるといわれるものが入手できれば既に願いが叶ったのが如く幸せに思…