2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語あれこれ「人間が言葉を話す意味」

“人間は感情の動物である”と云いますが、犬や猫その他動物にも感情はあると思いますので人間は感情の動物であると同時に「言葉を話す動物」と言えます。エンゲルス(ドイツの社会・政治思想化)は、「文明は人間の労働と言語の産物である」と言っています。 …

日本語あれこれ(歳月、人を待たず)

“さいげつ、ひとをまたず”です。 時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどなく留まることがないものである。ということわざです。 これを拡大勝手解釈すると、「人には生まれた瞬間から命という時間を与えられま…

日本語あれこれ(細工は流々、仕上げを御覧じろ)

“さいくはりゅうりゅう、しあげをごろうじろ”です。 「細工は、手先を巧みに使ってこまかな物を作ることや物事がうまく運ぶように細かいところに手を入れて、いろいろと準備・工夫すること」を意味し、「流々はそれぞれの流儀や流派のこと」を意味します。 …

日本語あれこれ「塞翁(さいおう)が馬」

「世の中、誰にも予測がつかないことが起きる。従って一時の状態で、やたらに喜んだり悲しんだりしてもはじまらない。」という意味合いです。 これは、「塞翁」(昔中国に住んでいた人)が飼っていた馬が逃げてしまいがっかりしていたが、まもなく、その逃げ…

日本語あれこれ(明日ありと、思う心の仇桜)

「あすありと おもうこころの あだざくら」 明日はどうなるかわからないという、世の中や人生の無常を説いたことばです。 世の変化を桜の花に例えて表現したもので、「今日、桜の花が咲いているからといっても明日もまた咲いている保証はないですよ。夜の間…

日本語あれこれ「いつまでもあると思うな親と金」

言葉通りの解りやすいことわざで、「働きもせず、いつまでも親と同居して、親のすねをかじってダラダラしている人のことを指しています。」親は何時の日かはこの世を去ります。親が子より早く亡くなるというのは自然の道理です。いつまでも親頼りをしていて…

情報セキュリティ「ウイルスの感染経路:マクロプログラムによる感染」

マイクロソフト社のOfficeアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Accessなど)には、特定の操作手順をプログラムとして登録できるマクロという機能があります。このマクロ機能を利用して感染するタイプのウイルスが知られており、マクロウイルスと呼ば…

情報セキュリティ「ウイルスの感染経路:ファイル共有による感染」

ウイルスによっては、感染したコンピュータに接続されているファイル共有ディスクを見つけ出し、特定のファイル形式など、何らかの条件で探し出したファイルに感染していくタイプのものがあります。 このようなウイルスは組織内のネットワークを通じて、他の…

情報セキュリティ「ウイルスの感染経路:電子メールによる感染」

添付ファイルが付いていなくても、HTML形式で書かれているメールでウイルスに感染することがあります。HTMLメールはホームページと同様に、メッセージの中にスクリプトと呼ばれるプログラムを挿入することが可能なため、スクリプトの形でウイルスを侵入させ…

情報セキュリティ「ウイルスの感染経路:ファイル共有ソフトによる感染」

ファイル共有ソフトとは、インターネットを利用して他人とファイルをやり取りするソフトウェアのことです。自分が持っているファイルの情報と、相手が持っているファイルの情報を交換し、お互いに欲しいファイルを送りあったりすることから、ファイル交換ソ…

情報セキュリティ「ウイルスの感染経路:USBメモリからの感染」

多くのコンピュータでは、USBメモリをコンピュータに差し込んだだけで自動的にプログラムが実行される仕組みが用意されています。この仕組みを悪用して感染させるウイルスがあります。このようなウイルスの中には、感染したコンピュータに後から差し込まれた…

情報セキュリティ「ウイルスの感染経路:電子メールの添付ファイル」

電子メールの添付ファイルはウイルスの感染経路の一つです。添付されてきたファイルをよく確認せずに開くと、それが悪意のあるプログラムであった場合はウイルスに感染してしまいます。かつては、電子メールで実行形式のファイル(ファイルの拡張子が.exe の…

説話「自分を大切にすることとは」

古代インドのコーサラ国王のパセナーデ王は、妃に「世の中で何を最も愛しいと思っているか」と聞きました。すると妃のマリカはためらいもなく「私がこの世で最も愛しいと思っているのは、自分です」と正直に答えたのです。それを聞いて夫のパセナーデ王は、…

説話「追善供養(ついぜんくよう)」

追善供養〜読んで字の如しなのですが以外と難しく思われている方がおいでです。『辞典』によれば、 「追善」=功徳を積んで亡き人の霊を弔うこと。使者の冥福を祈ること。 「供養」=奉仕すること・供えさしむけること。身・口・意によって物を供えめぐらす…

説話「南 無(なむ)」

仏様に手を合わせる時、その仏様が阿弥陀(あみだ)仏だとしたら、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えます。では、南無(なむ)とはどういう意味なのでしょうか。 インドには人びとが合掌して、「ナマス・テー」と挨拶する所作があります。これは「あな…

説話(意表)

想定外なことが起きた時に「意表をつかれた」という表現をします。 仏教には「業」(ごう)という考えがあり行為を意味します。人の行為には、身体の行為と口の行為(話すこと)及び意の行為(心の働き)の三つがあり、これを「身口意(しんくい)の三業」といい…

説話(諦める)

一般的には、どうにかしようという気持ちを捨てさせることで、消極的なマイナスイメージをもっていることばです。 このことばは仏教に起源をもっていて、最高のプラスイメージをもったことばです。「諦」は、「真実」を意味するサンスクリット語(インド古語…

説話(長老)

どこの世界にでも「長老会議」といえば年配者たちが「若者たちにはまかせられねェ」などと言っている光景が想像できます。この「長老」という言葉もともとは「老人」のことには限りませんでした。語源は、修行をしっかり積んだ徳の高いお坊さんのことを指し…

先輩からの贈り物「マンネリを打開するのは自分自身」

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。一部ですが、おすそ分けです。 『仮に自分の日常生活が退屈だと思う感情、実は自分の気持ちのせいで招いているとしたら・・。考え方を少し切り替えるだけで退屈と…

先輩からの贈り物「挨拶はスイッチを切り替えるためのツール」

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。一部ですが、おすそ分けです。 『“挨拶をしなさい”などといわれるとなんだかお説教じみた受け捉え方をする人が居るかもしれません。しかしこれはそういうことでは…

先輩からの贈り物「人に伝えることで本物の知識になる」

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。一部ですが、おすそ分けです。 『人の記憶とは当てにならないもので時間の経過とともに内容を忘れていってしまいます。この理由は、情報を知識としてインプットす…

先輩からの贈り物「変えられないものは比べない」

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。一部ですが、おすそ分けです。 『人が生き抜くための要素に「競争」というのがあります。しかし競争には注意点があります。それは「変えられないものについては、…

心に残ることば「信頼されること」

『偽らず、飾らず、人に接すれば、交際術のようなものを使わなくても、心は必ず相手に通じる。』渋沢栄一(幕末から大正初期にかけて活躍した幕臣。官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所などといった企業の設立・経営に関わり、「日本資本主義の父」…

認知症:若年性認知症:就労中に利用できるサービスや制度(障害年金)

若年性認知症の人が利用できるサービスや制度があります。個々人の状態や環境により異なります。 ・公的年金の受給資格がある人が障害者になって、仕事が続けられなくなった場合に受給できる。 ・初診日から起算して、1年6ヶ月経過した日または1年6ヶ月…

認知症:若年性認知症:就労中に利用できるサービスや制度(自立支援医療制度「精神通院医療」)

若年性認知症の人が利用できるサービスや制度があります。個々人の状態や環境により異なります。 ・認知症で通院治療をしている場合、医療機関などで支払う自己負担が1割に軽減される。 ・申請書、診断書、健康保険証等を市区町村の福祉課等に提出する。 『…

認知症:若年性認知症:就労中に利用できるサービスや制度(精神障害者保健福祉手帳)

若年性認知症の人が利用できるサービスや制度があります。個々人の状態や環境により異なります。 ・認知症などの精神疾患があり日常生活に支障をきたす場合に、必要なサービスを受けるための手帳。 ・市区町村の障害福祉担当課に、申請書、診断書(初診日か…

認知症:若年性認知症:就労中に利用できるサービスや制度(疾病手当金)

若年性認知症の人が利用できるサービスや制度があります。個々人の状態や環境により異なります。 ・全国健康保険協会(協会けんぽ)または健康保険組合の加入者が、若年性認知症などの病気やけがで仕事を休み、給料が支払われない場合に受け取れる現金給付制…

認知症:若年性認知症:就労中に利用できるサービスや制度(企業の障害者雇用)

若年性認知症の人が利用できるサービスや制度があります。個々人の状態や環境により異なります。 ・一般企業では雇用する労働者の2.0%に相当する障碍者を雇用することを義務付けています。(特殊法人と国・地方公共団体では2.3%、都道府県などの教育委員会で…

日本語あれこれ「いつも月夜に米の飯(めし)」

電気がなかった時代の人にとって月夜の明かりは貴重なものでした。また、一般の人にとって毎日白い米の飯を食べられることはご馳走であったのです。これが毎日続けば申し分ないと思っていました。 しかしながら世の中は、そんなに甘くはないということを肌で…

日本語あれこれ「枝を伐(き)って根を枯らす」

木を枯らすには根に手を入れず細い枝を切り落としてから、徐々に根を枯らしたほうが良いという意味です。 物事の処理方法(手順)について言った諺で、「木を枯らすためには、最初から苦労して根を掘り起こすよりも、光合成ができなければ木はいずれ枯れるも…