説話「追善供養(ついぜんくよう)」

追善供養〜読んで字の如しなのですが以外と難しく思われている方がおいでです。『辞典』によれば、
「追善」=功徳を積んで亡き人の霊を弔うこと。使者の冥福を祈ること。
「供養」=奉仕すること・供えさしむけること。身・口・意によって物を供えめぐらすこと。
と解説されています。即ち追善とは、生きている人が行う善行が、亡くなられた人の善行になり、それがまた自分に戻ってくるという意味があり、日々の行い(善行)やお彼岸・お盆・お施餓鬼・年回忌法要など、故人に対する供養がそれにあたるという意味合いです。
しかしながら、ご自分の祖先が供養されているお寺やお墓のお参りや掃除は行わず、観光目的での寺院巡りや参拝のみではいささか?これで追善供養かと云われると??
「IT坊主の無駄方便」/eお坊さんねっと 説話集より
参考:「天台宗法話集より抜粋・編集