「通夜」

通夜とは、もともとは亡くなられた方と最後の一晩の夜を通して過ごしたので通夜と呼ばれてきたものです。
夜を通して過ごすといっても必ずしも一晩中起きていなければならないというわけではありません。
せめて夜が更けるまでは家族の誰かが傍に居て、霊前の線香とろうそくの灯火は絶やさないようにするもので、
そもそもは、家族と近親者だけで行なってのです。
近年では関係者が出席する場合が増えていますが、遺族とよほど親しい関係にある人を除いて、できるだけ長居をしないように心がけるのが出席した人の思いやりでしょう。
通夜ぶるまいを飲み会と勘違いしているのを眼にする時がありますが、見苦しい様です。
eお坊さんねっと 近代説話集より 合掌