ITノーティス:仕事に対するスピード感

仕事には品質が重要であることはいうまでもありません。安心、安全で信頼のおけるもの(サービス含む)を誰もが選択します。加えて、仕事に対する対応姿勢、特にスピード感覚が重要です。
スピード感の鈍さにより失注ということにもなりかねません。
一人の人間がいくつもの仕事を沢山体験することはありませんので、仕事に対するスピード感覚はどの程度必要であるかの判断は難しいところです。
常識から考えて、命に関わることへのスピード感覚は最も優先すべきです。その他については特に期限が指定されない限り個別判断することになりますが、ここがポイントです。
その人の仕事に対する姿勢がよく表れます。そのときの環境、状態、期待値などなどを汲み取り、対応速度を決める必要があります。
タイミングを失することのない結果や情報を提供することで初めて価値のあるものとして評価されます。
じっくり時間を掛けて品質の良いものを提供したつもりでも相手にとっては不満足である場合が多々あります。
特に公人や立場のある人はスピード感を意識しての行動が求められます。
「スピード感=リスクをどれだけ意識しているかの度合い」と捉える必要があります。
著書「プロジェクト運営のための知識の部品箱」(文芸社)より