説話:三人寄れば文殊の知恵

文殊の知恵」とは、良い考え、良い思いつきをいい、大勢の人が集まってお互いの知恵をしぼれば良い考えが生まれてくる状態をいいます。ここでいう「三人」とは、多くの人という意味で、日本では昔からよく使用する表現です。
文殊」は、文殊菩薩のことで、お釈迦様の弟子の中でも知恵者(無限の知恵を象徴する菩薩で、吉兆を意味し、研ぎ澄まされた心で人々を救う)とされています。
天変地変、天災人災、社会情勢、環境変化めまぐるしい今(とき)です。
「三人寄ってあげ足の取り合い」ではなく、互いの英知を前向きに活用したいものです。
大人の都合より子供たちの将来に向かって後世に残る知恵を出しましょう。
eお坊さんねっと 説話集より