ITノーティス:計画

ジョブの規模にもよりますが、計画は大日程、中日程、小日程に分解して策定するのが基本です。
大日程:ジョブ全体の計画を表示したもので、顧客側の作業も含めます。各工程の開始と終了の明示。外部との接点や手配の時期、物の搬入調整、工程会議日程などを明示します。作業項目欄にはサブシステム(機能ごとに細分化しても良い)名の記載、時間軸の最小単位は月とし、担当者欄は、リーダークラスを明記します。目安は、概ね6ヶ月を超えるもの。
中日程:当該工程全体の計画を表示したもので、各サブシステムごとに作成します。顧客打ち合わせ、工程会議、レビュー予定などを明示します。時間軸の最小単位は週とします(当該工程完了前には次工程の工程(計画)表を作成する計画を立ててください)。担当者欄は、リーダークラス名(外部委託するものは、委託先会社名と責任者名)を明記します。
小日程:最小作業項目単位で人の割り付けがされたもので、人(担当者)が行動できる作業項目に分解されていることが必要です。内部工程会議、内部レビューなどの詳細予定も明示します。時間軸の最小単位は日(時間の場合もある)とし(当該工程完了前には次工程の工程(計画)表を作成する)、担当者欄は、実質担当者名(外部委託するものは、委託先会社名と責任者名)を明記します。しつこいようですが、この小日程表に基づき人が行動します。全員が行動できる内容にブレークダウンしたものにすることが重要です。
著書:「プロジェクト運営のための知識の部品箱」無料オンライン・ライブラリ「みんなの本町(文芸社)」より