説話:寺から里へ

筋違い、本末転倒、順序が逆であることを示す例えです。
里とは檀家のことで、お寺は基本的に檀家のお布施で成り立っています。更にお寺の改築や修繕維持にもお布施や寄付は欠かすことができないものです。
古来より、檀家とお寺の間のお金や物の流れは、「里から寺」で、一方的に檀家からお寺へということになっており、逆はありえないということを表したことわざですが今の時代、檀家離れが進んでいるのが現実です。
従来、檀家の人々から支えられていたお寺も檀家に還元し貢献(文字通りの「寺から里へ」の実践努力が必要です。
eお坊さんねっと 説話集より