日本語あれこれ(源清ければ流れ清し)

“みなもときよければ ながれきよし”です。
意味は文言の通りで「清らかなに澄んだ水が湧き出る水源を持った川は、下流も自然に清らかになっている。」です。このことわざを人の人生(生き様)に照らしてみて勝手解釈してみると、「大本(おおもと)が正しければその末端もまた正しくなる。即ち、上に立つ者が汚れなく正しく生きていけば、下の者も自然に正しく生きることになる。」ということになります。人は背中を見て育ちます。立派とは言えなくても、せめて後ろ指を指されない背中を持ちたいものです。
正に生き方の「基本と正道」を表したことわざです。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より