説話(悪事、千里を走る)

「悪事千里を走る」または「悪事千里」ということわざがあります。
悪い行いや悪い評判はすぐに広まるという意味です。
情報の伝達手段が発達している近代ではその早さも一瞬のことです。
よい行いや評判は伝わりにくく、悪い話や噂は瞬く間に大勢の知ることになります。
悪事には大体隠蔽(いんぺい)がつきもので、隠せば隠すほど不自然さが出てきていつかは露見します。
「悪い報いは、善の報われより速やかなり」です。
「臭いものにはフタ」ということわざもあります。周り(取り巻き、関係者)は早くフタをして無かったことにしようと考え早期の一件落着に持ち込もうとしますが、世の中それほど馬鹿ではない!!
“基本と正道”が何より大切です。
eお坊さんねっと 説話集より