舌先三寸

「舌先三寸」で世を渡るということわざがあります(一寸は約3センチ)。
舌でどのように渡るのか?
いくら舌が長い人でも舌の先だけで三寸もある人はいないでしょうということになりますが、この場合の三寸は、舌のように短い(小さい)ものを指し、「舌先三寸」とは“口先”と同義語で、心のこもっていない口先だけの話のことを「舌先三寸の話」とも言います。
「二枚舌」で「舌先三寸」の人ともなると言いようがありません。
さぞかし地獄で“えんま”さまも、どの舌を抜いたらよいか困ることでしょう。
IT坊主の法話集より