仏教ことわざ:対機説法(たいきせっぽう)

「相手の素質や能力に応じて、理解のいくように法を説く」から来ていることわざです。
相手によって柔軟に対応することをいいます。
これは、お釈迦さまの説法の特徴を表した言葉で、「随機説法(ずいきせっぽう)」ともいいます。
お釈迦さまは、誰にでも同じ説法をしたわけでなく、相手に応じて、その時、その場で説き方を変えたといわれています。
こうした「臨機応変な方法」に習って、「人を見て法を説け」という表現が生まれたといわれています。
言葉のみならず、態度やふるまい及び相手に合わせた目線での対応も必要ですね。
eお坊さんねっと 仏教ことわざ小事典より