お客様が言うからいいだろうという無責任

お客様の指示通り作った(行った)からいいだろうと思っている人がいます。
いくらお客様が言ったからといっても、気がついた間違いは間違いとして指摘すべきです。
後になってなぜそのときに提案(指摘)しなかったのかという別の次元の問題になります。
経験の浅い担当者レベルの人のみで顧客と、業務や機能の打合せを行なうと大体このような状態になります。
打合せの内容に応じて該当分野(業務や機能など)が理解でき判断可能な人を同席させるべきです。
特に、初期(上流)段階での顧客との打合せには、後々の作業も考慮して対応させる要員のアサインをプロジェクトリーダーが判断する必要があります。そして、成果物は関係者(有識者)による内部レビューを必ず行なうことです。
お客様は、個人ではなく専門家である組織(会社)に仕事(作業ではない)を依頼しているのです。
言われたとおりにしました(作りました)では仕事でありません。単なる作業です!!
著書:「プロジェクト運営のための知識の部品箱」