葬儀作法:湯灌(ゆかん)・納棺(のうかん)

納棺前に、湯水で身体を拭く(清める)ことを湯灌(ゆかん)といいます。
最近では、ガーゼや脱脂綿に浸したアルコールで清める方法がとられています。
このあと、汚れものが出ないように、口、耳、鼻、肛門などに脱脂綿をつめます。目はまぶたを撫でるように閉じ、口が開いていれば顎を持ち上げて閉じます。男姓はひげを剃り、女姓は薄化粧をします。本来こういった所作は近親者で行っていましたが、最近では外部の人に委ねることが多くなっています。
湯灌後、納棺(のうかん)します。このとき、故人が生前愛用していた思い出の品々なども棺に納めます。但し、燃えないものは入れられません。棺のふたは置くだけにします。釘打ち(最近では形式のみが多い)は出棺のときに行います。
IT坊主のひとりごと 合掌