お仏壇とは

お仏壇が一般に普及するようになったのは江戸時代からです。
「仏壇」の本来の意味は、仏像や仏具を飾り、仏様を祀る台のことで、寺の本堂(内陣:本尊を安置する最も奥の部分)を小型にしたものです(寺の仏壇を本店に例えるならば、さしずめ各家庭の仏壇は支店といえます)。
お仏壇の中央にあるくびれた台の部分が須弥壇(しゅみだん)で、「本尊や仏像等を安置するために一段高く設けられた場所」といいます。これより上は清浄な仏の世界、下は地上世界だといわれています。
仏壇は位牌と共にご先祖や本尊をお祀りし、心の対話の場です。
新しく仏壇を購入した時は、開眼法要を行います。仏壇にご本尊を迎え、ご先祖を祀る法要の一つです。仏壇の開眼法要は四十九日や百か日、一周忌などの法要に合わせて行えば、故人の法要と一緒に一度に行うことが出来ますから賢明なやり方だと言えます。
又、古い仏壇と入れ替える場合には、先に閉眼供養を行い、新しい仏壇を購入した仏壇屋さんにお願いして引き取ってもらいます。最近では、簡易形の仏壇や手元供養対応仏壇など様々です。
こうあるべきと言うものはありません。生活環境や住環境、社会環境の変化など、時代の変化と共に供養のありかたも大きく変化しています。ご家族、ご自身の考え方や信条、生活スタイルなどを踏まえてご供養方法を選択されることがいいでしょう。
eお坊さんねっと 合掌