同じ命、同じ人は宇宙に一人しか存在しない

「宇宙無双日 乾坤只一人(うちゅうむそうじつ・けんこんただいちにん)」という言葉があります。
これは、「宇宙に双日無く 乾坤只一人(ひとり)」で、「宇宙に太陽は二つと無い。乾坤(天と地の間)には、自分という人間は一人しかいない」という禅語です。
意訳すると、「宇宙に太陽は一つしかありません。その太陽は満遍なく私たちを照らし、生きるもの全てを育(はぐく)んでくれています。天と地の間に、同じ命、同じ人は、この宇宙に一人しかいません。人間として生まれた事に価値があり、その存在に感謝してください。そして自分に自信を持って、自分を大切にして生きると共に、誰かの太陽になりなさい。それが人としてあるべき姿です」という意味になるでしょう。
この言葉を簡潔に現代解釈すると、「天地に我一人、自信を持って生きなさい」ということなります。
互いが互いを認め、尊重し合える生き方が大切です。
参考:『東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」』