ITノーティス:応用を考えた仕事

新規技術や新しい事業(分野)などでは参考になるものが少ないこともありますが、全てが初めてなものでない限り応用可能な部分があるはずです。仕事の開始前には他の類似業務の調査や経験、実績などの“活用ができないだろうか”などというところからアプローチすべきでしょう。
・あるものの使い方を工夫する。
・応用できない前提で考える時間を工夫する時間に割り当てる。
・あるものそのままがフィットすると考えない。
・部分的な活用を検討する。
これらを実行するには実績の積み上げが必要です。
プレゼンテーション資料、提案書、見積書、要件定義書、開発に関する各種設計書、運用設計書、操作仕様書・マニュアル、各種基準書などなどコンプライアンスの範囲で後々のことを考えて組織としてライブラリー管理しておくことが必要です。
組織として具体的に実践されている企業もありますが、多くの企業の課題としてこれらのノウハウが個人止まり(個人で保有)になっていることです。実績や情報の共有化の仕組みを組織全体で考える必要があります。
著書:「プロジェクト運営のための知識の部品箱」(文芸社)より