出逢い後を大切に

人と人の出逢いは、未知なる自分との出逢いの始まりと捉えることができます。出逢いそのものに期待感と楽しみが含まれています。
人はそれぞれの考えで、それぞれの人生を生きていて人に出逢う事により世界が広がります。違う価値観を得ることによる成長もあり、どんな人に出逢うかで人生は変わります。そんな未来志向の出逢いです。
 「我れ以外みな我が師也」(吉川英治作「新書太閤記」の一節)という言葉があります。これは、出逢いと学びについて秀吉が実践した心構えの一つで、「・・・秀吉は、接する者から必ず何か一事を学び取るということを忘れない習性を備えていた」と書かれています。出逢う事によって何かを得ようとする意欲もあり、ポジティブかつ、人との出逢いを楽しみの一つにしていたのでしょう。これは、出逢い後の関係を大切にしていけば、新しい出逢いに発展するかもしれない――という、ビジネスにおいての基本姿勢そのものです。
ビジネスは縁(出逢い)の賜物であることが多々あります。出逢いは、数ではなく質が大切で更にコネクションのある出逢いはお互いに安心感が持て、後々に繋がります。
出典:東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」より抜粋し編集