ITノーティス:計画は全メンバーに周知・徹底しているか

仕事には計画(「計画書」)ありきです。
作業前提条件、工程表、品質目標、目標原価、・・・などなどを計画書に明示し、関係者にキチント説明すべき。こういった一連のことをプロジェクトキックオフ時点にて行います。初期メンバー(当初開始時点)に対しては大体行われているようですが、作業途中に参加するメンバーに対しての導入教育(説明)が手抜きになっているケースが多いのが現実です。
プロジェクト開始後の参加メンバーに対しても同じく「計画書」をベースに教育(説明)を行うと共に、その時点までの進行(進捗)、変化状況などについての説明も加えて行います。
メンバーの仕事に対するファンデーション(認識)を同じにすることです。及び、プロジェクト会議などにおいては、プロジェクト計画段階で設定した目標・目的が計画どおりに進行(進捗、推移)しているかのフォローアップを行ない、ファンデーションの統一について継続維持することです。定期的に行なうことによりプロジェクトメンバーへの浸透度も増すことになります。
私は最初のデザインだけ担当したのだから後の事は知らない。お金のことは担当外だから承知していない。
後々の維持・運用は基本設計には含まれて居ない。などなど・・・。このようなプロジェクトは失敗します。
「プロジェクト運営のための知識の部品箱」(文芸社)より