IT化後進国と云われている日本

2012年1月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」では、45年後の2060年には、総人口が8674万人となり、生産年齢人口(15〜64歳)については4418万人と推計されています。
また、経済の中長期の課題を話し合う政府の有識者委員会「選択する未来」は、昨年(2014年)5月に「人口減少の解決が急務だ」と提言する中間報告書をまとめ、このままでは50年後に8000万人台に落ち込む日本の人口を、1億人台で維持するよう目標の設定を求めています。
大げさな推計だと言う意見もあるようですが、日本が少子高齢化状態にあることは現実です。近い将来には宝である人(日本人)が少なくなるのです。
「選択する未来」の将来の人口設定目標値(1億人)通りだったとしても、現状からは減少することになります。
数々の議論があるなか、「ITの活用で人口減少や高齢化対応に貢献し、地方創生を」という議論も活発化しています。IT技術の進歩は今や秒速(それ以上か)の時代です。はたして使う側である人の進歩は?。
『東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」』より抜粋編集