説話:一日作(な)さざれば、一日食(く)らわず

禅宗の修行には経典などの教えを学ぶだけでなく、日常の生活態度や規律を学ぶことが大切であるという教えがあります。
お経や座禅の修行のみでなく、「作務(さむ)」といって、田畑での作業や下草刈、禅堂や境内の掃除労働も大切な修行として重視されています。
このことわざは、僧侶たちにとって「作務」が座禅とともに重要であるということを表したもので、「作務」を行うときに着る作業着のことを「作務衣(さむえ)」といいます。
eお坊さんねっと 説話集より