説話(ブービー)

ゴルフなどで「ブービー賞」というのがあります。
これは日本独特のもののようです(そもそも欧米でのコンペでは賞が無いのが一般的のようです?)。
ブービー(booby)とは最下位の意味であり、昔は最下位の人がブービー賞をもらっていたのですが、 賞品が豪華になるにつれ、故意に最下位を狙う人が増えたため、狙いにくい最下位から2番目にブービー賞を与えるようになったようです。
この場合、最下位の競技者はブービーメーカー(和製英語)とも呼ばれます。
ついでに、このブービー(booby)の語源を調べてみると諸説あります。
「英語では、最下位、びり」、「スペイン語(bobo)で、ばか、まぬけ」という意味がありますが、面白いものには、「かつおどり」→ガラパゴス諸島にすんでいる鳥で、船上に下りてきたときに簡単に捕まえられることから、 船乗り達がbooby(まぬけ)と名付けたそうです。
そのほか、中米ユカタン半島にあるベリーズ国(四国位の面責で人口約26万人)に生息するブービーという鳥は餌をとるのが非常に得意なのですが、動きが鈍いので捕った餌を他の鳥に横取りされてしまうことから「booby」な鳥と呼ばれているようです。
しかし、なんと呼ばれようが逞しく生き延びているのです。
eお坊さんねっと 説話集より