先輩からの贈り物(花を咲かせる)

今までに、多くの先輩(先人)から、姿かたちでは表現できない沢山の贈り物をいただきました。今や大切な財産です。一部ですが、おすそ分けです。
『人間は不完全で弱い者です。一人では生きてゆけません。他の人に委ねたり、分担したりすることが多くあります。委ねるということは相手に感謝すると共に自分自身に責任を持つという事です。就職しても、結婚しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが次から次に出てきますが、その状況の中でも「咲く」努力をしてほしいのです。どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時や日照り続きで咲けない時、そんな時には無理に咲かなくていいのです。その間は次に咲く花が、より大きく、美しいものになるために広く強く根を張るのです。先人の言葉は知恵や知識が沢山含まれた部品箱です。耳を傾ける事です。聞くことを拒絶しては新たな情報は途絶えます。聞いて、よく考えて判断すればいいのです。耳障りの良い言葉に惑わされない事です。大切な花を咲かせるため、未来に向かって、地に足を着けて歩いてください。』
参考:渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)著 「置かれた場所で咲きなさい」㈱幻冬舎より抜粋編集
マキコーポレーション「先輩からの贈り物集」より