供養(三途の川)

告別式の最後のお別れで、故人の周囲に供花の花をちぎった「別れ花」を敷き詰め、蓋を閉じ、「釘打ち」の儀式を行ないます。通常、葬儀社の人が蓋の釘を途中まで打ち、その後参列者が一人ずつ小石で軽く(二回)打ちます。(最近では形だけになっているケースが多くあります)
この石は三途の川の石を意味しており、無事に渡れるようにと祈りをこめるのです。仏教において三途の川は、死後七日目に渡るとされている川です。そこには三つの異なる速度の瀬があります。
生前の行いにより渡る方法が異なり、「善人は橋、軽罪の者は浅瀬、重罪の者は流れの速い深み」と言われています。しかしもともとの意味は、悪行を重ねた者が行く三つの世界、「地獄道畜生道、餓鬼道」が由来のようです。
「未来のために一日一日を大切に、今日はこれから未来への初日です。」
eお坊さんねっと 説話集より