説話(ストレス社会を生き抜く智慧)

今の時代、物質優先(物質に溢れた)の社会の中で溢れているが故の複雑化に対応できず、精神的に置いてきぼり状態になり人心は潤いをなくし、心がささくれ立ち、凶悪犯罪や少年非行(犯罪)が年々増加しています。
又、私達の周りにも、学校や社会に適応が出来ない人、心が病んで居る人が増えています。子供からご高齢の方までもがストレスを抱え疲れきっている人が多い。これが文明国日本の現状です。
しかし、現代の社会構造を嘆いているだけでは何の解決にもなりません。現実は現実としてある程度は受け止め、自分の身(心)は自分で守り、生き抜くことが必要です。
個の時代とか自己責任とも言われています。これは決して無責任な表現ではなくて、「それぞれの能力(手を差しのべるのも能力のひとつ)を発揮して社会の中の一員として逞しく且つ力強く」ということでしょう。
eお坊さんねっと 説話集より