認知症:症状(会話中に「あれ」「それ」などの表現が多くなる)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。
例えば従来に比べて、会話中に「あれ」「それ」などの表現が多くなった場合は要注意です。
必要な物事を指す具体名が思い浮かばなかったり、物事の名前が出てこなかったりして、「あれ」これ」などの使用が目立ってきたり、使用頻度が半年ほどの期間内に急激に多くなってきた場合には、認知症の症状としての失語が疑われます。併せて、話を聞いていても意味を理解する機能が低下してくることもあります。
認知症サポーターのひとりごと』
参考:認知症サポーター育成「ステップアップ講座用テキスト(NPO法人地域ケア政策ネットワーク/全国キャラバン・メイト連絡協議会)」より引用・編集