認知症:症状(尿や便を漏らす)

認知症の人に現れる症状は、言葉にできない訴え(非言語の語り)として捉えることができることが多々あります。そのためにはまず、行動や今迄との変化をよく観察することが大切です。
症状として、「行動・心理症状」に関連する症状として『尿・便失禁』があります。
○失禁の原因
・トイレの位置が分からない。分かっても扉が開けられず漏らしてしまう。
・衣服が上手く脱げない。
前立腺肥大、膀胱炎からの失禁などがあります。
アルツハイマー病での尿失禁は末期になってからが多い。
「失禁」には着替えや掃除等の物理的な処理に加えて、本人のプライドにも配慮した対応が求められます。
排泄をコントロールする機能の低下が考えられます。
認知症サポーターのひとりごと』
参考:認知症サポーター育成「ステップアップ講座用テキスト(NPO法人地域ケア政策ネットワーク/全国キャラバン・メイト連絡協議会)」より引用・編集