情報セキュリティ:ボット(BOT)の脅威

ボット(BOT)とは外部から他人のコンピュータを踏み台にして遠隔操作するウイルスです。攻撃者は、ボットに感染したコンピュータを遠隔操作することで、インターネットに対して、「迷惑メールの配信」、「インターネット上のサーバへの攻撃」、「さらにボットを増やすための感染活動」など、迷惑行為や犯罪行為を行います。また、感染したコンピュータに含まれる情報や、コンピュータの利用者の情報を盗み出す「スパイ活動」も行うことがあります。ボットは旧来のウイルスのように愉快犯的な行為で作られたものではなく、迷惑メールの送信者や個人情報を不正に利用しようとする犯罪者と取引するために作られているという点で、手口が巧妙化しています。このような目的から、旧来のウイルスと比べると、感染しているということに利用者が気付きにくいように作られているというのも特徴のひとつです。踏み台にされないようにするためにも、セキュリティ対策は大切です。セキュリティは最新の状態にしておきましょう。
出典: 総務省『国民のための情報セキュリティサイト』
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/risk/02-2.html)をもとに編集
マキコーポレーション「公認情報セキュリティマネージャー(CISM)」システムノーティスより