日本語あれこれ「目は口ほどに物を云う」

昔から日本では“不言実行”とか“沈黙は金”などといわれてきました。これ等は封建社会の支配階級にとって都合の良いことわざで、一般的には“口は災いのもと”とか“云わざるをもって尊しとなす”などともいわれます。しかし「目は口ほどに物を云う」は相手が誰であっても通用するものではありません。目が口ほどに物を云うのは、よほど密接な関係が成立している相互間で使われる表現です。このことわざは、団体競技などで選手間が行う「アイコンタクト」とはいささか意味合いは異なります。
「話し方の知恵」薯:酒井広(日東書院)を参考&編集
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より