法話

法話とは、僧侶が聴衆に対し話をすることで、説教、説話ともいいます。
旧来より仏法に関する内容が多く「ありがたい話?」ということになっています。
そもそもは僧侶の世界のものであり、高僧が修行僧に説く(説法)というものでした。
大衆向けには、鎌倉時代に僧侶が諸国を廻り、考えや体験、諸国の状況などを含めて話をしたことにより一般化されました。
しかし戦後、仏教を知的にしか理解できない僧侶が増え、説法・説教というより単なる講義(仏教知識の伝達)を行うだけの僧侶が多くなっていること及び、IT技術などの急速な発達により知識としての情報であれば簡単に入手できる時代、社会経験もなく、寺にこもって修行しただけの僧侶の抹香臭いだけの話を聞いても有難くは思わない人が多くなっているのも現実です。
現実離れしたテーマや、やり方から、時代に即したあり方が必要でしょう。
今や、格差、孤独、閉塞感、疎外感、個の時代、・・・などと、寂しい言葉が氾濫する中、期待するところは「絆」、「信頼」、・・・などとかなりのギャップを感じますが、これが現代です。
法話(説話が現代向きか?)や活動のあり方、研究中です。
IT坊主の法話集 より