有象無象(うぞうむぞう)

辞書には、「数は多いが、種々雑多なくだらない人や物、ろくでもない連中のこと、多くの人々を卑しめていう」と解説してありますが、
このことわざの由来は、お釈迦さまが使った「有相無相」(うそうむそう)という仏教用語です。
「形のあるもの無いものすべてのあらゆる存在」、つまり森羅万象を意味しており悪い意味ではなかったのですが、いつの間にか「相」が「象」に変わり“取るに足りない大勢の輩(やから)”というような意味に使われるようになったのです。
言葉は上手く引用しないと大変なことになります。
下手をすると墓穴を掘る羽目になりますのでご用心を・・。
特に公職にある人は要注意です。
IT坊主の法話集より