供養(日常のおつとめ:灯明と線香のあげ方)

ロウソクの火は灯明といい、知恵の徳をあらわしています。
明かりが闇を開くように仏の知恵が迷いの闇を開くことを願ってのことです。
ロウソクに火をともしたらその火で線香に火をつけて、香炉に立てます。
マッチやライターなどで火をつける人もいますが、ロウソクから線香につけるのが正しい方法です。
線香は何本も立てる必要はなく一本でOKです(宗派や地域のしきたりがある場合はその作法で)。マッチの燃えカスは香炉に立ててはいけません。
ロウソクや線香の火を消すときは、手や団扇(うちわ)であおいで消します。これは、口で吹き消すというのは、仏様に息を吹きかける、同時に唾もかかることになるからです。
更に、灰を撒き散らしてしまうことにもなりかねないので、マナー違反とされています。消えにくいときのためにロウソク消しなどの道具があります。
線香の場合は、スッと真下に引くと消えます。
IT坊主の法話集より