葬儀(北枕)

なるべく身体を暖めないようにするため、敷布団は一枚とし、掛布団は薄いものを用いる。
古い布団を用いる場合は、敷布などはなるべく純白で清潔なものを使います。
額には白布をかけ、両手を胸の辺りで合掌させ、手に数珠を持たせます。
この際「北枕」といって体が南北になるように頭を北にむけて寝かせます。
このように寝かせなおすことを枕直しともいいます。
これは釈尊が入滅のときの姿勢から由来していますが、部屋の位置や仏壇の位置の関係などから北枕にできないときはこの限りではないとされています。
この所作は、地域の文化・風習や宗派などにより異なります。
IT坊主の法話集 より