説話(仏事と香り)

香(こう)は、仏教の伝来とともに儀式に無くてはならないものとして日本に伝えられました。
先祖供養、お墓参りなどには香やお線香で供養します。
こんな解釈もあります。
「私たちが生を受けた時を生有(しょうう)、命を維持し続けている間を本有(ほんぬ)、死の瞬間を死有(しう)と言い、亡くなって(死有)から四十九日間を中陰(ちゅういん)といい、この中陰の間、新しい仏様は香を食べ物としていると考えたのが始まりで、香や線香を焚いて供養を続ける風習が出来上がったのです。」
日本での云われの一つです。
eお坊さんねっと 説話集より