収穫祭

収穫祭は、農産物の収穫時期に秋の行事として、全世界的に広く行われています。
「収穫」は、一般的には農作物に使う言葉ですが、漁業や林業でも使われます。
この行事は、人類が食物を得るために狩猟中心から栽培に変わったあたりから始められてきたとされ、その起源は古く、欧米やその他の国々の農業地帯では、その地域の特定農産物の出荷組合などが中心となり主催し、コミュニティの収穫の祭として祝うケースが多いようです。
地域により、その地の信仰の対象となる聖者への感謝の色彩が強く前面に出て、宗教的な祭式のかたちを採る所も少なくありません。
また、農業協同組合などが主催する際には、観光色を前面に押し出し、農業従事者たちが収穫に感謝すると共に、生産物を広く宣伝、販売するためという商業的な色合いを強くすることも多くあります。
eお坊さんねっと 説話集より