「やっています。遅れています」などでは報告したことにはならない

報告は、量的、質的などに分け、整理して文書にして報告します。
急ぎで、文書化が間に合わないときは、まず口頭で、但し、事後に速やかに文書で報告します。
よく見る質の悪い報告に、以下のようなものがあります(これらのものは、報告書にあらず)。
① 数字が並んでいるだけ
② 工程表(計画表など)の実績が塗りつぶしてあるのみ
③ やったことのみ書いている(しかも、大体ダラダラ文書になっている)
これらがなぜ報告書に値しないかというと、相手に「内容を見て整理して、勝手に判断しろ」といっていることに他ならないからです。踏み込んで、たとえば
・ 計画との差異分析
・ 分析に対する評価
・ 是正・対策をどのように考えているか(問題がある場合)
・ 以降の見通し
・ 意見・要望
など報告者の責務として整理して報告すべきでしょう。そのほうが相手の理解が得られ、報告に対する回答期待効果は大きくなります。
著書:「プロジェクト運営のための知識の部品箱」より