あなたの体調不良 仕事に起因しています

会社に入社したときや新しい職務に就いた(始めた)ときは、おそらく誰もが意気に燃えて取り組んできたのではないでしょうか。初期のころは、仕事や環境に慣れるためということなどもあり、緊張しつつも稼動しているはずです。
ところが少しずつ慣れてくると、何か問題(心配事など)を抱えた人は、シグナルとして態度(行動)に出てきます。その一つとして、最初にみられるのが仕事上での遅刻や欠勤です。
遅刻や欠勤の連絡が本人からある場合には、まだ軽症でしょう。しかし、後輩や部下に「上司へ連絡をお願いします」などと人づてに連絡が入るような段階になると注意しなければなりません。
上司やリーダーは日頃からの態度や話しぶりなどから状態を掴むことが必要です。欠勤の、メールだけの連絡も要注意です。本人からの連絡でない場合(緊急状況でない場合の家族や友人などからの連絡)はかなり重症と考えるべきです。何らかの対応を考えるべきでしょう。
ここで重要なことは、体調不良の原因です。「仕事がつまらない、周りとうまくいっていない、仕事が覚えられない……など」、大体はこんなことから始まります。初期の原因が病的なものでない場合が圧倒的に多いのです。しかも、急に症状が出るはずもなく、前触れや予兆をいかに早い時点で掴むかが重要で、時には組織的な対応が必要です。
参考:『東京IT新聞 「IT坊主の無駄方便」』