説話:ブッダの育児論(子にとって親は最初の先生)

『親に対してお釈迦さまが使っているこんな言葉があります。Pubbâchariya 読み方はプッバーチャリア。Pubbaと âchariyaの2つの言葉(パーリ語)です。
Pubbaというのは「最初、はじめ」という意味。Âchariyaというのは「教師、先生」という意味。教師、先生とは親の事です。
従って、自分に子供が生まれたら、親が、まず自覚する事は、これから自分は先生、教師になるということです。
子にとって親は最初の先生で教えることは、その子が死ぬまで役に立ちます。
学校の先生は最初の先生ではありません。ある専門だけ教える教師と捉えるべきで、それは一生役に立つということではありません。例えば、学校で学んだ事を、歳をとって忘れたからといっても危険はないのです。しかし親が教える勉強(人としての教育)を忘れたら危険が伴う事が多くあります。このように親の教えには大きな責任があるのです。』
Reference:「アルボムッレ・スマナサーラ師(スリランカ出身の僧侶)講義資料(ブッダの育児論)より抜粋し編集」
eお坊さんねっと 説話集より